2016年3月11日金曜日

意外と注目度は高いのか? グランセイザー

このblogを立ち上げてからもうすぐ3年になるが、一つ自分の中で意外なことがある。


それは「超星神グランセイザー」に対する注目度のほうが実は高いのか?というもの。
これは2年10ヶ月ほどののアクセス数や閲覧数を見て感じたことでもある。


個人的にはセイザーXのほうが閲覧数が多くなるのでは?と思っていただけに意外だったのだが、
よく考えてみたらセイザーXのレビューが本格化してたのが去年1年の途中だったわけで、
当然セイザーXの感想を見ようと閲覧している方が少なめなのは仕方ない。
しかし、ジャスティライザーは1年以上経っているはずなのにどうも鈍い。
個人的には致し方ない気もするが・・・。
内容的には相当厳しい作品だったし、それは個人的総評などを見てもお分かりいただけそうではある。


グランセイザーに話を戻す。

自分なりになんでグランセイザーのほうが注目されてるんだろう?と色々考えてみたものの
どうも決定的な答えは導き出せない。
ドラマ面を犠牲にしてでもストーリー面の盛り上がりを取った、と言う風な評価こそ下したが
全体を通してみれば構成的には難があったし、
また、巨大戦もジャスティライザー以降と比べても少ないため、特撮映像を期待して見る向きからするとむしろ注目度は低いほうかな?とも思っていた。


大体見ていただけている更新は「個人的総評」と、第一部第二部に集中しているようだ。
ここになんとなくヒントが隠れている気もするが・・・。
ただ、拙blogのレビューはネタ分を抜きにして語っている上に画像も貼り付けないため
どうしても閲覧数は辛いところもある。
ちょっと生真面目過ぎるし、一つの更新が長いのでよほどマジメに見返そうとする人でもない限りは
さほど興味を引くblogではないだろう。


とはいえ事実グランセイザーのほうが閲覧数が多いということに変わりは無く、
セイザーXの閲覧数がそれに次いでいるという形である。
ジャスティライザーはまあ・・・。


実はグランセイザーの作風というのは、あの当時のヒーロー物の流れから大きく外れてたが故に
結果的には印象に残ってたんじゃないだろうかと今は思う。
当時の他社作品の場合、どうにも辛気臭いというか淀んでるというか、狭い人間関係の中でうだうだやってるというか・・・。
個人的にはグランセイザーにはそんなネガティブな要素は感じなかった。

スケールの大きいストーリーと、簡素なキャラクタードラマは2003年下半期~2004年上半期の他社作品と比べても出色であることに違いは無いし
のちのち見返してストーリー面においての注目点を見出せるようになってからは俄然グランセイザーのほうが面白いとも思えた。

だからこそ構成の部分の雑さがなぁ・・・とも思ったし、後半の特撮面での雑な仕事はガマンできないところもあった。
ウォフ・マナフもボスキートももっと早くから存在だけは匂わせられなかったんだろうか?とか
オメガは第三部だけとはいえ最初から最後まで出せばいいのに・・・など。
つまりはウォフ・マナフ(というかベルゼウス)の策動があまりに突発的かつ散発的な上に
第三部を見ると特に顕著だが、地球への策謀を行っているわりには行き当たりばったり感が強いことが、上記のような悪印象の骨子となってしまっている。


ジャスティライザー以降、作風をキャラドラマの強化にシフトしたあたりで結果的に他社作品との比較で厳しい部分が出たとも思える。
そのジャスティライザーをしてマジメ過ぎるとか、古臭いとかは年長のオタクの意見なのでそれはどうでもいいのだが、 
個人的には、ストーリーが単純過ぎるのとドラマ面もなんだか健全な青春ドラマというような牧歌的なものであったがために
かえって子供と年長の視聴者にも退屈な印象を与えていたようにも思う。

なにせ本放送当時、自分も巨大戦のみをアテにして観ている様な始末だったのだから。
#ちなみに放送当時のジャスティライザーレビューを試みているブログなどを見ていると大体途中で止めてるか、ほんのすこし放送があったことに触れる程度。
#酷いと罵倒まで飛び出しているブログすらあるが・・・。

放送初期および発表当時はそのビジュアルも込みで相当期待していた自分だっただけに
改めてレビューで見直したとき、あまりにストーリーやドラマに観る部分がないがために
要素の部分だけを拾って(具体的には伊達電器店と父・源太郎)観続けた結果
個人的総評に書いたような評価に落ち着くこととなった。


セイザーXになると色々新しく取り入れた演出面の要素が鼻についたものの
当時とは違ってレビューとしてはそれなりに観るべき点も多かったため、一番苦労した作品だったと言える。
少なくともジャスティライザーの時とは違って注目するべき点も多かったが故に
纏めに苦労したということである。
とはいえやはり、冷静に見直すと「ヒーローオタク好みのしそうな作風」という印象も改めて持ってしまったものだが。


このグランセイザー、今後どのように評価が転ぶのかは判りかねる。
しかしこのblogの記事をわざわざ閲覧している方の動向を想像するに、グランセイザーそのものに興味はある人は多いのだろうということだけは察せられるし
何かしらの動きがファンレベルでもやれればいいのだろうけれど・・・。

#実は超古代文明の戦士という意味では、先行しているウルトラマンティガや仮面ライダークウガ、部分的だが超力戦隊オーレンジャーと並び称されてもいいはずだけれども。