2022年7月29日金曜日

劇場版セイザーX、その制作経緯と実際への疑念

 この際はっきり言っておこう。


自分は劇場版セイザーXを評価しない。

というか、存在自体認めていない。



これは理由ははっきりしている。 まず本編と全く関係のない娯楽編・・・といえば響きはいいのだが、

実際は、元々「劇場版ジャスティライザー」として告知されていたものでもあった。

内容自体も一度見たものの、これやらないほうが良かったんじゃね?としか思えないほどにとっ散らかった印象が強い。

高田モンスター軍を唐突に出したあたりで思い切り目を閉じたのも今となっては思い出されるのだが。



これが、幾年も経ち現れたコンプリーションを読むと「本編と同時進行で製作していた」

等と言う情報がもたらされ、なんとも首を捻ったものでもあった。


考えてみれば妙な話で、同書では「(当初の宣伝で劇場版ジャスティライザーとなった理由は)タイミングの問題で、最初から3作目(セイザーX)で劇場版を作ることは決まっていた」としているが

いくらなんでもそんな予定を組むのが早すぎるだろう、と思う人の方が多かろう。

元から本シリーズは一年近く先行して次作の企画・製作がされていると本書では読めるのだが、それにしても早い。


そして、ここから自分の疑念というか、こうした情報や現実の本シリーズの末路を踏まえた考察?を試みたい。


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メインスポンサーであるコナミは、元々ゼネラルエンタテイメントが東宝から「ヒーローものやるならスポンサー連れてきて」と言われて連れてきたものである。

つまり、コナミは本シリーズの企画には最初から関わってはいない。

#この辺りの経緯は本著を読めばすぐ判る話である。

実際コンプリーションではそうとしか解釈しようのない内容で、コナミがスポンサーを引きうけた経緯が書かれている。

コナミが徐々に本シリーズに対してやる気が無くなっていったように感じられたのも同書を見てのことで、

ジャスティライザー以降は玩具の設計等々に動くさまが当時の大人向けホビー誌の記事でも読めてはいたものの、その頃は「おやコナミも力を入れ始めたのか」と能天気に構えていたものだが、

シリーズ終了後の淡白を通り越して冷淡な態度を見ていると、恐らくコナミと東宝をトップとした製作委員会との間に何らかの修復不可能な溝が出来たのではないか、とその当時から思ってはいた。


それについては同書で「ジャスティライザーで売り上げを落とした」と釜プロデューサーの発言が残っているのだが、

しかし同氏は「(グランセイザーの時点で)最初から万々歳じゃなかった」としており、つまりコナミから提示されていたであろう売り上げ目標は終始達成できないままだった、と見て取れる。

セイザーXこそ多少は持ち直したという証言もあるのだが、コナミが4作目もやろうと決意するほどのものでもなかったようで、

コンプリーションを読んで去年の今頃あたりまでは「コナミも堪え性が無いな…」とか考えたりもしたものの、実際はむしろ

「コナミがスポンサー降りるのもやむなしの、ネガティブな事情が製作委員会との間に発生した」

という認識に改まったのがここ最近。



まずセイザーXの、同書における証言を考えてみたい。


東宝が「セイザーXはシリーズの立ち上げを夏にズラす為、最初から3クールにする旨をテレビ東京に申し入れた」

という釜プロデューサーの発言があるのだが、ここではコナミへ話を伺いながら、とも述べられていた。

勿論テレ東は難色を示したことだろう。 編成上の都合というのを無理矢理変えざるを得なくなるわけなのだから。

しかし、実はこの話自体東宝側(釜プロデューサー)だけの意向ではないだろうか、とも想像する。


よく考えてみると、コナミ側もわざわざ3年も枠を確保した上で本シリーズのスポンサーになったのである。

この超好条件の最終年度である3年目を、「次に繋ぐために3クールにしたい」と言われたコナミ側担当者の心情たるや。

2作揃って思ったより売れなかったどころか、2作目は1作目より落としたという体たらくで、3作目でV字回復すりゃメデタシメデタシ、本シリーズはコナミにとっては

「不慣れな玩具事業初チャレンジの、大きな教訓を得たプロジェクトだった」

程度の捉え方はしていただろう。 仮にそう考えていたとしても、終了後の某新聞ミニコラムのインタビューにはそれなりに回答していたはず。

だが実際は「ノーコメント」であり、今に至るまで…つまりコンプリーションに至るまで全くと言っていいくらいコナミ側証言が得られていない。


わざわざ3クールに短縮、しかも次シリーズの立ち上げの時期をずらす為という方便であれば、それを言われたコナミはまず間違いなく

「じゃあ3作目はグランセイザー・ジャスティライザー以上の売り上げが期待できるんだな」

と、恐らく釜プロデューサーに実際言ったとしても言い過ぎではないだろう。

実際は、ジャスティライザー以上グランセイザー以下?くらいに留まったと思しき記述が同書では残されている。

そしてコナミは、前述の通り本シリーズに関しては終了後から今まで全く沈黙している。


これを、コナミと東宝他製作委員会との仲たがいと考えるのは穿ち過ぎだろうか。


そして自分としては、コナミが態度を硬化した一番の理由が本更新タイトルにも冠されている

「劇場版超星艦隊セイザーX・戦え!星の戦士たち」

にあるとみている。


一応、先に触れたようにコナミはスポンサーであるが、ゼネラルエンタテイメントから引っ張ってこられた形で就任している。

#その割には3年も枠を一気に抑えたあたりが豪快なのだが、それはさておいて。

この劇場版に関しても、実際は東宝側の意向に振り回されたのではないのかと自分は疑っている。

もちろんスポンサーなので予算は別に出しているのだろうとは思うが。


多分コナミ自体は劇場版までやる気はなかったと思われる。

というのも、同書・釜プロデューサーの劇場版に関する証言を見るにつけ

「ゴジラが前年に終わったので、新しい正月興行の企画を急遽作らざるを得なくなった」

という、東宝側の興行上の都合が優先されたように見て取れる。

この時、併映にコナミのライバル会社の一つでもあるセガの「ムシキング」が付いたのが色々興味深い。


ここに第一の問題がある。

東宝がそうしたビデオゲーム業界の力関係なり商売敵の構図をまるで読み切れていなかったのではあるまいか?

コナミも嫌だったろうが、セガもやっぱり嫌だっただろうことは想像に難くない。


2000年代前半、麻雀格闘倶楽部でアーケードでのオンライン対戦ゲーム市場を開拓していたコナミと同じく四人打ち麻雀MJで競合したセガ。

更にセガは同時期に複数のカードを用いた、トレーディング・カード・アーケード・ゲームなるジャンルも同時に展開していた。 WCCFや三国志大戦などが代表作。

そして同社のムシキングはちょっと捻って、幼児・小学生向けのカードゲームとして当時絶大な人気を誇っていたのは当時を知る人間には説明するまでもないのだが、

こうしたアーケードビデオゲーム業界の事情を鑑みるに、お互いに併映の話が来た時に「???」となったことだろう。

もっと言えばセガも玩具事業についてはコナミより長く手掛けているわけで…。

ちょっと東宝に、異業界でのライバル関係に対してデリカシーに欠けてたんじゃないのかなあ、と思う。


そして第二の問題、ただでさえ結果が伴ってない本シリーズで劇場版をやりたい、と言われた時

コナミとしては「ここまでやらされて尚売れなかったら…」という意識が担当者のみならず上層部に根付いたとしても何ら不思議ではない。

恐らく本編の分とは別に予算も出すことになっただろうし。

テレビ本編だけですでに青色吐息なのに!

と、コナミ側が愕然としたんじゃないのだろうか。 そしてなんとなしに投げやりになっていたとしても。


仮に「東宝だけで予算を出して作った」としてもやっぱり

「ああ、東宝さんに言われてゴーサイン出したけど、3クール短縮の話も含めてやっぱりダメそうだな。これは4作目の話が来ても無かったことにしよう」

とコナミ側が改めて思ったとしても不思議じゃない結果に終わっているわけで…。

自分の予想としては、セイザーXで決定的な決裂を起こしたとみているのだが、

その最大の要因が劇場版にある、というのが自分の説。


同書を見ると、セイザーX企画のキックオフ時点では恐らく東宝側主体の意向とは言え、

コナミも3クールへ短縮することに関しては了承しているようにも見えるし、その時点までは協力的だったのだろう、と思う。

そして劇場版作りたいんです、という話が出たあたりまでは首を捻りながらもまだ協力的だったはずである。

#このあたりの時系列は同書を読んでもいまいちわかりづらいのだが。


この協力関係にほころびが出たのは、ムシキングとの併映が決まった時と、そこまでした劇場版が全く振るわなかった上に

当のセイザーXも「ジャスティライザーよりは持ち直したが、コナミの決断を覆すほどには売れなかった」という現実を突きつけられたからだろう。

恐らく1クール分の売り上げだけで判断していたとしても何ら不思議はないだろう。

コナミの意向とは反して3クールに短縮することになった上に、劇場版まで作ることになり、更に併映はライバルのセガ。


ついでに第三の問題だが、「強力な併映作」と、東宝の上層部から注文が来たことが明かされており、

それが上述したセガのムシキング、となれば、当時幼児・小学生向けアーケードカードゲームの展開をしていないコナミとしては、

アミューズメント業界でのセガの好調を十分承知していただろうことはちょっと考えたら判る。

東宝側(本シリーズ製作側以外)には不安視され、

その上何故かセガの作品、しかも超話題作との抱き合わせとあっては、コナミとしては面白くないという認識が醸成されていただろう。

そして先述の通り、一作目から成績は良くないシリーズなわけで。 落差が大きすぎるとはこのことである。


当時のコナミ玩具事業部側も、ひいてはもっと上の上層部も苦笑いしながら「こらあかんわ」となっても謎としない。


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ここでもう一つ重要な話に触れておきたい。

このセイザーX、本編撮影終了が2月2日とされている。特撮班はもっと早く終わっている。

これが本当ならば、コナミの「4作目はいいです」の判断は企画キックオフギリギリまで待ったはずである。

具体的には2006年1月には製作委員会へその通告はなされただろう。

そう予想した理由は既に前述したとおりであるのだが、本シリーズは次作企画が一年近く先行している事情もあるからでもある。

4作目の企画書作成は2005年中であろうことは間違いないと思う。

#まあ上のギリギリまで待った、の予想が本当だとしたら、そこまでコナミが迷ったことに関して

#製作委員会側が何とも思ってなかった可能性も、同書を見て思えてしまうのがなんとも…。

<’23/3/31 最下部にこの件追記有>


ここまで書いて思ったのは、コナミと東宝他製作委員会側との温度差の激しさがやっと納得できそうな考察にたどり着いてしまったということである。

コンプリーションが出ても、何でコナミはここに至っても一切コメント出さないの?と訝しがっていたものだが、

劇場版セイザーXに思いが至った時、そしてその製作が決まったタイミングの不自然さと、コナミが現在に至るまで冷淡になった状況とがここでリンクしたように思えたのである。


この状況は、芸者遊びに例えてみると…

呼ばれた芸者衆(東宝他の製作側)だけが勝手に盛り上がってて、外でそのサマを見ていた冷やかし客も笑って見ていたのだが、

金を出してお呼びした旦那衆のコナミ他スポンサーと、そのスポンサーの商品を買って贔屓にしていた客たちは蚊帳の外で、全く楽しんでもいない、という構図。

「女たちを遊ばすのが旦那の甲斐性」とするには、あんまりすぎる有様ではなかろうか。

しかもコナミ自体は(セガもそうだが)ビデオゲームメーカーとしての知名度が高いわけで。


本シリーズ展開当時ビデオゲームオタクやコナミ作品のファンからは

「そんなこと(本シリーズをはじめとした玩具事業)してないでゲーム作れよ…」

とネット上で愚痴(というより皮肉)られていたのを横目で見ては忸怩たる思いをずっと抱いていた自分としては、

まことに残念なのだが、彼らの言い分は正しいと改めて認めざるを得ない。

そして本シリーズへスポンサーとして就いてくれたことには感謝してこそすれ、

玩具が売れる為に手綱を引いた形跡に乏しいことにも今なお疑問があり、

やっぱり複雑な心境なのである。


そしてそんな認識を、苦々しくもせざるを得なかった要因としての製作委員会側の無策も、指弾したい気分はあれど

これ以上つついたところで、東宝が特撮ヒーローものを手掛けなくなってもうそろそろ20年行きそうな状態なわけで…。

なにより自分自身が、既に特撮ヒーローの世界にもうそこまで愛着も思い入れもない。

当時手掛けたスタッフは離散し、人によってはこの世の人ではなくなってしまっている。


東宝最後のヒーロー物、としてはあまりにも苦い、苦すぎる結果を持った本シリーズは

こうして段々語れる人が居なくなっていくのであろう。



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そしてここから余録。


先に触れた高田モンスター軍というのは、既に忘れた人も居るだろうから軽く説明すると

プロレス興行「ハッスル」における高田総統率いるモンスター軍を指す。

#この興行の主宰が、かつて隆盛を誇った総合格闘技興行「PRIDE」も手掛けている。

劇場版上映時期に前後して、当のハッスルにもニセジャスティライザーとセイザーXの覆面レスラーが登場していた。


そして一方、併映のムシキングにもそれをモチーフとした覆面レスラーが、プロレスリング・ノアのリングに登場していることを覚えている人も少なくなっただろうか。

奇しくも、ハッスルにせよノアにせよ、2000年代のプロレス興行において人気団体ではあったのだが…。

偶然とはいえその二つに、当時の東宝の正月興行の番組として併映されていた作品達モチーフのレスラーが出てきたという事実は、

何ともいえぬものを感じさせてくれる。


もしかすると2000年代は特撮ヒーロー界隈、プロレス界隈最後の希望の輝きだったのかもしれない。

今は(円谷も復調したとはいえ)東映と新日本プロレスくらいしか目出度い話を聞かない両界隈。

既に二つから離れた自分はとやかくは言わないが、こうして細々生き延びていくのだろう、と思うと

良いことじゃん。としか言えない。


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<’23/3/31追記>

「セイザーXでシリーズのスポンサー降ります」とコナミが判断したのがいくら何でも遅いのでは、と自分は当記事作成時にそう認識していたのだが、

この後の更新で色々考えを巡らせる中、少し違う気もしてきた。というのも…


まずセイザーXの企画キックオフがジャスティライザーの放送開始間もない頃なのは、本書を読めば判る通りである。

そして、コナミとしては3年抑えた枠の最終年度となるセイザーXの企画について、ゼネラルエンタテイメントを介して情報共有はなされただろう。

主に金を出すのはコナミなわけである。


そしてセイザーXの企画が進行していく中、あえて具体的なタイミングを言えばジャスティライザー第二クール終了後あたりに、コナミ側の判断として

「ジャスティライザーの第一クール分売上は判ったし、多分期待度は低いだろう。 であれば、セイザーXまではスポンサーになるが、その次もスポンサーやるかどうかはセイザーXの売上初動を見て決める」

と、ジャスティライザー第三クールあたりで通告していたのではないか、と睨んでいる。

#同時に本来深夜放送の企画だったはずの「おとぎ銃士赤ずきん」をシフトさせる準備も整えていたはず。

ちなみに太字は自分の想像であるが、こうでも考えないと

・何故セイザーX第二クール開始時点でスポンサーから降りる旨を伝えたのか?

・そして赤ずきんへ速やかに枠をシフトさせた動きの速さはどういうことなのか?

という疑問二点について有効な回答が出せなかったからでもある。


セイザーXの企画段階では3クールへ短縮することが早々決まり、その意図も東宝からコナミへ通達されているのは間違いない。

これが最初の頃(つまりジャスティライザー第一クール時点)に伝わった話ならば、コナミ側は「まだ」ジャスティライザーの売り上げに期待を寄せていたはず。

だが第一クール時点の売上が出たあたり(第二クール終了時点と睨んでいるが)で、コナミ内部での期待度はかなり落ちたのではなかろうか。

そして迎えたセイザーXの第一クールは、コナミ側は裏で赤ずきんの企画を進めつつも

ビジネスの話としてシビアな決断を下す為、第一クールの一月目で判断する体制が整っていたのではなかろうか、と。


しかし待てよ、と思われた方もいらっしゃるだろうが、そうだ。

裏で企画進めてると仮定するならば、赤ずきんは結局やるんじゃないのか?と。

そこについてはこう答えておく。

「赤ずきんに変わるのは既にコナミ側と赤ずきんの製作会社側でテレ東と読広に伝達しているが、仮にセイザーXの売上が奇跡的に上々であれば、どこか適当な枠を買って四作目をやるかもしれない」

くらいのビジネスライクな話はしていたのじゃないか、と。

まあ、希望的観測に過ぎる自覚はあるのだが、現象面を考えたらこういう話が裏で出ていても不思議でもない…と思う。

#この場合、東宝とゼネラルエンタテイメントはハシゴを外されかかっている、と言える。


そして特撮ヒーローオタクから見るとこの仮説は、ウルトラシリーズがガイアで一度終わり、ゾイドのアニメシリーズを2年ほど挟んでから再度ウルトラマンコスモスで返り咲いた状況に似ている、と見られることだろう。

とはいえ「セイザーXが奇跡的に玩具売上大ヒット!となったくらいでシリーズが続けられるものだろうか」という疑問もやっぱり出て来るのが辛いが…。

いずれにせよ、ジャスティライザー第二クール終了くらいでコナミから「このシリーズを四作目もやるかどうかは、セイザーXの初動次第」という通告がなされたのは間違いないと睨んでいる。


こう考えると、東宝側の勇み足とも言えるジャスティライザー第四クール途中から既にセイザーXの予告が始まった状況も納得は行く。

ここで売れる為に積極アピールに出なくてはならない、と東宝が考えていただろうしその根拠も、上述した仮説の通りだったんじゃないのか、とも。

もっともこれは、当時の幼稚園児がどう見ていたかはさておいても年長の視聴者からしたら

「あ、ジャスティライザーに早々に見切り付けたんですね…」

と取ってしまいたくなるのは当然だろうし。

#実際当時もいくら何でも速い…という意見は匿名掲示板等で散見されていた。

そしてこの初動の拙さは、そのままセイザーX第一クールの視聴率に影響しただろうし、

玩具売上にも影響したことは想像に難くない。


実際ジャスティライザーの最終クールは、自分含めた年長の視聴者連中がほとんど期待しなくなっていたわけで。

#このへんの見切りの速さ自体、実は第二クールからだったのだが。

それこそ「巨大戦だけ見に来ました。あとオープニング」なんてノリが当時のネット実況しながら見ていた連中の中に横溢していた始末で…。


いずれにせよ、コナミ自身は三作目に関してはほとんど期待していない状態でスポンサー続投を決断したのだろう、ということは疑えない。