2020年9月22日火曜日

差別化と言うもののワナ②

人間というものは、特定の物事をハッキリ覚えてるように思えるが実のところ

「後から知った情報などが、記憶を再編集してしまう」 という、

どうしようもないクセがある。


これは創作物の評価などでも割合ハッキリ出やすい。 悪い方向にせよ、良い方向にせよ。

ただ、せいぜい留意しておきたいことは 「今、過去を振り返るということは、その現時点での自分の考えに制限されている」 というもの。

一応過去の自分の更新は、これに沿ってやっている。 今もそれは変わっていない。

2020年8月1日土曜日

差別化というもののワナ

超星神シリーズに対して、今でも自分の中にある評価のひとつは
「メインストリームである東映・円谷との差別化に苦心していた」
というものがある。


それは例えば、特撮ヒーローというジャンルの要と言える「特撮」そのものであったり
殺陣であったり、本編であったり、あるいはOPおよびEDの構成であろう。
OPに関しては以前の更新で述べたとおりである。

2020年7月31日金曜日

複雑な心境 または個人的ジャスティライザー評その2

村上謙三久というエディター・ライターが、かつて辰巳出版のサイトで連載していた
「ファン上がり記者」という読み物がある。
彼曰く、「90年代の全日本プロレスを夢中になって追いかけ、いろいろな偶然のアヤでプロレス系記者になった」とのこと。
年齢が自分より数年程度しか離れていない為、ほぼ同世代としてなんとなく親近感や世代の感覚の共有が出来る、と自分が勝手に思っていた為か
ごくたまに上記記事のアーカイヴを見ていたりしていた。


2020年7月19日日曜日

評価基準の混乱

タイトル通りの話である。


具体的には
「商品売り上げ」
「番組視聴率」

「作品そのものの評価」
をごっちゃにするオタクが、どのジャンルにも多く存在するということ。

2020年5月1日金曜日

レインボーマン・第二十二話

第二十二話「一億人を救え!!」
<善悪の彼岸>


前回の続き。
エルバンダが倒されたさまを水晶玉で眺めるイグアナ。
とうとう全員の殺人プロフェッショナルを倒されてしまった彼女は、仇をきっと取ると誓う。

レインボーマン・第二十一話

第二十一話「電流人間(スパークマン)をやっつけろ!!」


<混戦!秘密工場>


前回からの続き。
エルバンダの電撃で痺れて動けないレインボーマンだが、念力移動の術で岩を動かし
電撃を遮ると同時に、岩が爆発しエルバンダとともに吹き飛んでいった。
ダメージを負いながらも脱出に成功するレインボーマン。
レインボーマンは他の場所へ退避し、体の震えを止めるために治癒の術を使う。

2020年4月30日木曜日

レインボーマン・第二十話

第二十話「M作戦をぶっとばせ!!」


<第六の刺客>


前回からの続き。
御多福会本部・参覚寺の壊滅に成功し、死ね死ね団の陰謀を食い止めたかと安堵し一路東京へ飛び立つレインボーマン。
一方のミスターKは切歯扼腕、部下たちを叱咤すると同時にイグアナに対しても何かを言いたげであったのだが・・・

2020年4月29日水曜日

レインボーマン・第十九話

第十九話「空転!ムササビ殺法」


<さらなる刺客>


前回からの続き。
老婆の亡骸を布団に寝かせたのちも、その死を受け入れられずに枕元で泣く若。
窓からの視線に気づくタケシが振り向くと、そこには第五の刺客・ジェノバード。

レインボーマン・第十八話

第十八話 「星っ子大変化」




<登場アイスリー>


前回の続き。
鎮守の森内にある社。 ここにおそらく御多福会・・・死ね死ね団のアジトがあるだろうと判断したレインボーマン。
歩を進めていくと団員たちが行く手を阻む。
「かよわい女子供にまで手だしするお前らに容赦しない」とタンカを切り団員たちをなぎ倒すレインボーマン。


やがて拝殿の戸を開くと、同時に冷気がレインボーマンに吹きかかる。
第四の刺客・アイスリーによるそれは神社の木を凍り付かせ
ダッシュ2に変化したレインボーマンの火炎の術すら通用しなかった。
ダメージを負う中、ダッシュ3へ変化し逆転の発想で水冷砲の術により、
反対にアイスリーの冷気を利用し彼女にダメージを負わせることに成功する。
撤退するアイスリーだが、ダッシュ3自身も足元から凍り付いてしまう。


それを見るやメイジャーボルトは拝殿を爆破・レインボーマンを巻き込む。
吹き飛ぶレインボーマン。
レインボーマンをやっつけた上、御多福会への贋札輸送の首尾も上々とあって
最高幹部になる日も近いと喜ぶボルトだったのだが。




<白夜の国の魔女>


口のきけない少女・星っ子の居る家へ、若と老婆が現れる。
星っ子は体をひどく冷やし切ってしまったようであった。
ひとまず無事を喜んだ老婆は、後で粥を持ってくると告げた。


一方のタケシも爆風に巻き込まれたものの、氷も吹き飛んだためにかえって救われた形となった。
だが、爆発の衝撃と凍傷とで酷くダメージを受けていた。
夜の森を彷徨うタケシ。




一方どんぐり園。 ヤッパの鉄が叔江に以前迷惑をかけたお詫びとして大金を渡そうとしている。
それは御多福会で貰ったものとも彼は言うのだが
お金は汗水たらして貰うのが当たり前であって、何の代償もなくお金をくれるのはおかしいと叔江は言う。
御多福会は死ね死ね団と繋がっているはず。それを探るためにタケシは命がけで戦っているのだ、とも。


叔江の介抱を願うタケシ、タケシの安堵を願う叔江。
やがてタケシは極度の疲労のせいか、崖から足を踏み外し落下。
このまま落ちるかと思われたが師匠・ダイバダッタの奇跡により救われる。
温泉の中でヨガの眠りにつくタケシを見守るダイバダッタ。


同時に目覚めた星っ子・・・その正体はアイスリー。
彼女もまたタケシに止めを刺そうとタケシ捜索に向かう。
殺気を感じたダイバダッタは千里眼の術と念力を駆使してアイスリーの行く手を遮る。
一晩中森の中を駆けずり回るアイスリー。


そして、夜明けが近づきヨガの眠りが解けるタケシ。
同時にダイバダッタもまた会おうぞ、と言い残し消え去る。
朝焼けがタケシの頬を染めていく。




<物価崩壊>


朝のどんぐり園では、叔江が朝刊の記事に目を止める。
物価高、そして紙幣のダブリ。
これによる経済混乱の兆しがすでに社会にあらわれつつあった。
タケシの読みは正しかったと叔江。 
みんなの為に頑張って、私は無事を祈りながら待つから・・・と叔江は一人祈るのだった。


目覚めたタケシは、温泉に入っていたことに気づく。
師匠の業であるとは気づかない彼は、急いで以前いた小屋へ戻る。
既に老婆とともに出歩いていたアイスリーこと星っ子は、昨夜歩いた道に岩がなくなったことに訝しがる。
レインボーマンの仕業なのかと合点するのだが、小屋にはすでにタケシが来て服を乾かしていた。


おにぎりをもらい、人心地つくとタケシは御多福会を探しているのだがこのあたりで人の往来の多い施設はないかと尋ねる。
老婆は、山向こうの村にある参覚寺が人の出入りが多いと告げる。
死ね死ね団の話に及び、老婆は驚愕。




参覚寺ではすでに多くの人々が贋札をもらっていた。
親兄弟といえども他言無用とクギを刺しつつも、人々の間に膾炙していく御多福会。
贋札の増産も順調に進んでいる。
メイジャーボルトはこの状況を喜び、立役者としての源吉を労いに独房へ。
あんたのおかげで日本中みんな喜んでいるよ、とボルトが言う。
悔しがる源吉。




<第三のメモ>




まだ名前を知らない老婆がタケシに名前を尋ねると、
ひょっとしたらヤマト一郎さんの息子では?とさらに聞く。
十数年前からの付き合いだと言う老婆は、 タケシにぜひ渡したいものがあると言う。
それは、十年前に老婆の手元に送られてきたメモの一つであった。
一部始終を物陰からうかがっていたアイスリー。


三人で老婆の家まで戻る途中、星っ子は毬を追いかけて走り去る。
老婆の家に先回りし、家探しをしようというのである。
遅れてやってきたタケシ達。 老婆が先に家に入るとアイスリーが待ち構えている。
ツララで老婆を突き殺すと、続いてやってきたタケシと戦闘に入る。


ダッシュ7へ変化し、屋外に出ていくのだがアイスリーの姿が見えない。
しばらく探していると足元にツララがいくつも突き刺さり、氷のバリヤにレインボーマンを包み込んでしまう。
そこでダッシュ5に変化し強い光とともにバリヤを消し去ると、光線を浴びせアイスリーにダメージを負わせる。


冷気を吹き付け周囲を凍らせるアイスリーだが、再度光線を浴び絶命。
ダッシュ7へ変化し、アイスリーの死体を砕き消し去ってしまった。




戦後、老婆の家に戻ったタケシは、老婆から家の柱に貼った火の用心の札裏にメモを隠したと告げ、実際メモはそこにあった。
もう思い残すことはない、若のことをよろしくお願いしますと告げ老婆は絶命した。


新しいメモが手に入るも、すでにM作戦は進行していた。
タケシはM作戦の被害拡大を食い止められるのだろうか?
そして、早期決着を誓うタケシを怪しげな目で見つめる第五の刺客が・・・。




【レビュー】


アイスリー決着回。 しかしその裏では着々とM作戦による経済混乱が進みつつあったことが明示される。
戦闘に関しては合成が多く用いられつつも、前半戦のように機転を利かせた戦いを見せていることも目を引く。


ストーリー進行も、本作の特徴としてあるのだが、家族や恋人を軸にして死ね死ね団の作戦による社会混乱を描いている。
今回は叔江がその役割を担っているが、久々に登場するヤッパの鉄にも注目したい。
セミレギュラーというか常連ゲストと言っていい彼は、これ以降も度々登場することになる。
彼の存在が、意外に作品世界の奥行きに寄与していることも覚えられていいだろう。


そしてM作戦編におけるキーパーソンの一人・源吉の後悔が、その後の展開にも影響していくことになる。




【特撮の見どころ】


・アイスリーの凍結合成
・神社爆破


前者はAパート・Bパートともに見られる。
Aパートではアイスリーの冷気で凍り付く木々と、最初の戦闘後に足元から凍り付くダッシュ3。
Bパートもツララを使った氷のバリヤーにやはり凍り付く木々。
このへんは前回と違ってアニメ然とはしていないものの、やはりセル画を用いた合成のようでもある。
♯実景が若干透けて見えることに注目。


特に氷のバリヤーを解除するあたりの、ダッシュ7からダッシュ5へ変化するカット。
やや合成が甘く見えるものの状況をよく見せて良いカットだ。




後者は久々のミニチュア特撮。
本作は小シリーズごとにミニチュア特撮を時々織り交ぜるところに注目したい。















2020年4月27日月曜日

レインボーマン・第十七話

第十七話「妖術・人間化石!!」




<ヘドロの怪物>


前回からの続き。
トラックもろとも爆殺されたと思われたが、直後にダッシュ7に変化し脱出していた。
それを水晶玉で確認するイグアナ。

レインボーマン・第十六話

第十六話 「殺人プロ ガルマの復讐」






<マー坊救出>


前回からの続き。
ビデオ電話にて源吉とマー坊が再会を果たすもキャシーは用済みとして
マー坊の始末を指示。 麻袋の中に入れる。

2020年2月9日日曜日

レインボーマン・第十五話

第十五話 「殺人プロフェッショナル」






<M作戦・レインボーマン抹殺>


前回からの続き。
殺人プロフェッショナル・フドラの毒殺法に翻弄されるレインボーマン。
毒針・毒糸・毒鎌とのコンビネーションにより次第に体力を消耗していく。
毒糸からの脱出に成功したレインボーマンはダッシュ6へ変化・地雷震の術で一時的に地中へ退避。