2013年12月22日日曜日

グランセイザー・第四十六話

第四十六話「終末の始まり」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、松坂直人、早乙女蘭、神谷豪、魚住愛
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、御園木篤司、沖田総一郎、アケロン人・ルビー
★<敵>ベルゼウス、ブライトン、アルゴウル


<調停者現る>

蘭の家にて。
睡眠中の蘭がなにかにうなされている。白装束の女性に問いかけられている夢を見ているようだ。
汗だらけになり起きる蘭。 どうやらここ最近同じ夢を見続けているそうだ。

国防省・統合参謀本部。
御園木と沖田が国防省の監視衛星から送られた映像を見ている。
月の軌道上にて、非常に大勢の宇宙船艦隊が観測されている。
正体不明の艦隊を前に思案する御園木たちの後ろに、スーツ姿の男が語りかける
それは、ウォフ・マナフの攻撃艦隊。 地球総攻撃作戦の為に派遣されたものだ、と。
彼は自らをブライトンと名乗り、地球を破滅から守るために派遣されたと言う。

自分の提案を受け入れれば、ウォフ・マナフの総攻撃を中止させることも可能と言う彼だが
御園木は降伏しろと言うのかと問質す。そこでブライトンは付け加えた。
ウォフ・マナフは連合組織であり、自分のような平和主義者も居る
争わずにすむ結論が導き出されるよう、最高会議に3日間の猶予をもらっており
その間にウォフ・マナフが提示した条件を満たせば攻撃は中止されると告げる。
その条件というのは・・・?

2013年12月20日金曜日

超星神シリーズにおける巨大戦

今年はグランセイザー放送10周年という目出度い年である。
それに呼応してかわからないが先月からバンダイチャンネルにてグランセイザーの配信が決まっており
10年経った今、改めてグランセイザーという作品を「冷静に」今の視聴者が評価できる機運も出てきたと思う。

個人的にも、また特撮ファン的にも当シリーズの評価として一番語られるのが「特撮のクオリティの高さ」であり
ここを今から初めて観る人たちがどう感じるのかは、個人的にも少し気になるところである。
10年も経てばCGによる映像も進歩しており、古臭いという評価も出てくるのかもしれないが・・・。
さて、今回の考察?はその巨大戦についてである。

まず初めに当シリーズについてひとつ確認すべき事柄がある。
東映のスーパー戦隊シリーズと真っ向から競合した特撮ヒーロー作品、という意味ではこの超星神シリーズが初である   はずだ。
バトルフィーバーJ以降の「変身する複数の色分けをなされた集団ヒーローが、巨大ロボを操って敵と戦う」というコンセプトでの競合作が、グランセイザーまでは意外と無かったのだ。
#同じ東宝の「円盤戦争バンキッド」は、どちらかと言えばゴレンジャーとの競合作だろうか。

以上を確認した上で話を進めたい。


2013年12月10日火曜日

グランセイザー・第四十五話

第四十五話「ボスキート最終決戦」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、松坂直人、早乙女蘭、神谷豪、反町誠、魚住愛、三上辰平
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、沖田総一郎
★<敵>ボスキート


<ボスキート包囲網>

前回からの続き。
他の六人が合流し、十二人集まるグランセイザー。
ヴィジュエルが天馬に「超古代の戦争と全く同じ状況だ」と語る。
超古代人は、ボスキート対策の為に作り上げた超星神をそのボスキートに乗っ取られてしまったのだと言う。
となると、ウォフ・マナフの宇宙船に突っ込んだガルーダなどは、実際はボスキート操縦によるガルーダの攻撃ということになる。

ガルーダを取り返さなくてはならないが、どうしようもない天馬。そこで剣が
「ガルーダを倒して、ボスキートを追い出させればいい」と提案。
超星神は、自身へのダメージにより操縦者に危害が及びそうになると操縦者を強制排出する能力がある。
それを逆手にとって追い出そうというわけだ。

なおもユウヒとガルーダの戦いは続くが、ファイヤーバードスラッシュの連打により遂に倒されてしまう。
そこへガンシーサーとリヴァイアサンが現れ、戦いは二対一へもつれこむがコンビネーションでガルーダを倒す二体。
倒れたガルーダから飛び出したボスキートは、地面に大穴を空けて逃げてしまった。

戦いの後、蘭の口からボスキートへの対処と、グランセイザーの真実が語られる

ボスキートは徹底的に破壊しなくては何度でも蘇る。それを知っていたウォフ・マナフは
それゆえ地球に対して総攻撃を仕掛けたのだと言う。
グランセイザーの力を合わせれば、ボスキートを完全に倒すことも不可能ではない。
そしてグランセイザーは、ボスキートに対抗するべく作り上げられた戦士であり
ボスキートに似ている点はただの結果論であると博士が付け加える。
これでボスキートの子孫=地球人という説は否定されることとなった。

さらに、古代人はボスキートによって滅ぼされる前にクラウドドラゴンへ自らの遺伝子を残したと蘭が語る。

しかしひとつ謎が出てくる。 古代人はウォフ・マナフと交信できたようだがその方法が判らない。
もし方法さえ判れば直接ウォフ・マナフに真実を問質せるのではないかと言う豪。
また超古代戦争の時みたいに助けてもらえば?と軽く言う仁だが
地球のことは地球人で対処すべきだと天馬がそれを否定する。

そしてまだ残っている謎として、危険なボスキートをそれと知って何故ウォフ・マナフが復活させたのか。

全員が思案する中、機械音が鳴り響く。
博士がボスキートへ対抗するべく、カプセルのデータを参考に作り上げた装置からの音だった。
ボスキート探知機としての機能も有しており、どうやらそう遠くないところにボスキートが潜んでいることが判る。
しかし、これを使えるのはこの場に居るメンバーの中では博士のみ。
何故ならグランセイザーが使えばスーツに反応してしまい、前々回のミトラスのように
グランセイザーに何かしらの悪い影響を及ぼす可能性があるからだ。

そのボスキートは草木から生命エネルギーを吸収・徐々に生命力を回復しつつあった。
完全回復する前になんとしても叩いておかなくてはならない。
グランセイザー全員で手分けしてボスキートを探索することに。


グランセイザー・第四十四話

第四十四話「解明!超古代戦争の謎」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、松坂直人、早乙女蘭、神谷豪、反町誠、魚住愛、三上辰平
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、御園木篤司、沖田総一郎
★<敵>ボスキート


<超古代戦争の謎>

炎のトライブが何処かの河原で休憩中。
ボスキートが自分達のルーツなのかどうかについて思い悩む三人。後味の悪さを感じているようだ。
そして研究室では博士が納得の行く結論を求め考えを巡らせている。
カプセルの破片を見たとき、水晶板を取り出す博士。
ボスキートを封印していたカプセルなら超古代文明の遺物であるわけで、もしかすると
水晶板と反応することで何かしらの情報が引き出せるはず。

少し後で、御園木を呼び出して破片と水晶板の反応を確かめる。お互いに光を放っており
もしここに蘭が来れば、きっと超古代戦争についての真相が明らかになるかもしれないと二人は確信をする。
その一方、沖田が兜山でハイカーが行方不明になったという通報を受ける。
既にボスキートは倒したはずなのだが・・・。
この情報は、豪も先輩刑事の澤村から得ており
ただちに他のグランセイザーにも知れ渡ることとなる。
ドライブ中の仁や休憩中の炎のトライブもそれを確認し、兜山へ急行することに。
まさか、ボスキートがまだ生きていたとでも言うのだろうか。

再び研究室。 今度は蘭が水晶板に手を触れ、超古代戦争の記憶を引き出す。
記憶が蘭の中に蘇った後、蘭の口からは「ウォフ・マナフが地球を攻めた本当の理由」が語られる。
超古代戦争、その真実や如何に。


2013年12月9日月曜日

グランセイザー・第四十三話

第四十三話「絶滅者ボスキート」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎
★<敵>ボスキート、マリウス星人・ルカ


<ボスキート対グランセイザー>

前回からの続き。
風のトライブとボスキートの小競り合いが続く中、ボスキートがおもむろにレムルズトルネードのような技を繰り出す。
やはり他のトライブの技も使えるようだ。
埒があかず、三人同時に装着し自分達がグランセイザーであることを見せ付ける。
しかしボスキートは取り合わず、なおも風のトライブと戦う。

山小屋。
一人きりで天馬が目覚める。
ルカは何処かへ去っていったようだ。

そして村ではなおもボスキートと戦う風のトライブ。
ヴェルソーイリュージョンでボスキートの動きを止めたヴェルソー。
それを橋の上で眺めるルカだが、ベルゼウスからの指示によりボスキートを開放してしまう。
再び動けるようになったボスキートは、ダイルを吹き飛ばしてしまった。
すかさず放ったレムルズのアイアンゲイルの一撃によってボスキートを倒したかのように見えたが・・・。

橋の上では、やや体力を失っているルカ。
それを見つけた未加と剣に捕まるが、天馬がそれを見つけて制止する。
ボスキートの攻撃で瀕死の重傷を受けた天馬を助ける一方で
そのボスキートを先ほど助けたルカ。
彼女の目的を問質そうとする天馬に答えられないまま、ルカは体力を使い果たしたのか気絶してしまう。


グランセイザー・第四十二話

第四十二話「蘇る!古代生命」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、早乙女蘭
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎
★<敵>ボスキート、マリウス星人・ルカ


<夜の兜山遺跡>

兜山遺跡の発掘現場にて、博士たちが水晶板を囲んでいる。
前回ロギアが言い残した「超古代戦争の真実」が引っかかっている博士は、蘭や炎のトライブとともに
久しぶりにこの兜山へ訪れたのである。
テントの外では、謎の女性が空から飛来、ベルゼウスと通信を取っている。
彼女はウォフ・マナフの手先のようで、遺跡をしばらく歩いているとある地点で立ち止まり、ブレスレットから
光線を打ち出し、地形の一部を破砕しだす。  一体何をしているのだろうか?

そうとは知らずテントの中。 水晶板から超古代の記憶が入り込んでいる蘭ならきっと、隠された情報を
引き出せるかもしれないと蘭に期待を寄せる博士。
不安そうに目を伏せる蘭。


2013年12月2日月曜日

グランセイザー・第四十一話

第四十一話「対決!」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、松坂直人、反町誠、魚住愛
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎
★<敵>ロギア


<ロギアのプライド>

冒頭。洋館の一室で目覚めた未加。
あたりを見渡すと、床で倒れているロギアの姿を見かける。
ホロスナイパーは手からだいぶ離れているのだが・・・。
その姿を、訝しそうに見つめる未加。

洸の勤める病院。
愛の制止を振り切ろうとする天馬。そこへ博士と洸が現れる。
未加をさらわれ水晶板を破壊されてしまったことに焦りと責任を感じている天馬に、
博士は見覚えのあるアタッシュケースを持ちだして 開けてみると   そこには水晶板。

ロギアの狙いが水晶板にあると思い、あらかじめ偽者を仕込んでおいたという洸。
それを知り憮然とした表情を浮かべながらも、再度未加を救出しようと飛び出そうとするが
その場の全員で制止されてしまう。


在りし日のルシアの姿が蘇る。
その最期を、カードのかけらを拾ったことで悟るロギア。
そしてルシアの名前を叫んだところでロギアが目覚めた。
彼に寝ていなくてはダメだと、未加が声をかける。 

前回捕われていた廃屋では剣と涼子、直人が手がかりを探すもなにも見つからない。
ロギアは今、黒幕ことベルゼウスに裏切られたショックと恨みのほうが強い、そう涼子は言うのだが・・・。
直人はヤケになって殺すかもしれんと、剣が居なくなってからつぶやく。
しかしそんなことは言える訳がない。涼子はあくまで剣を気遣ったのだ。
そんな三人のもとへ天馬が合流する。


グランセイザー・第四十話

第四十話「逆襲!漆黒の戦士」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、松坂直人、神谷豪、反町誠
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、御園木篤司
★<敵>ロギア


<闇の男は三度訪れる>

OP前。 宇宙空間を彷徨うダイロギアン。
その中には気絶しているロギア。 その彼に問いかける声。
何かと引き換えに、三度目のリベンジを果たす手助けをしてやると申し出た声の主は
ウォフ・マナフ最高会議幹部・ベルゼウスと名乗る。

OP後。いつもの研究室。
未加と博士は国防省へ水晶板の研究報告へ出向くのだが、その道中ロギアとギグファイターの襲撃を受け
博士と未加は拉致されてしまった。
国防省を通じて、留守番していた天馬や駆けつけてきた洸たちにも知らされるところとなり
手分けして博士達の行方を追うこととなった。

拉致された現場では、置き去りにされた車の前でうなだれる剣。涼子が声をかけると同時にギグファイターが現れ戦闘へ。
途中で直人も混ざり混戦となるが、その最中ギグファイターの腰に発信機をつけるリオン。
そうと知らずに撤退したギグファイターを、その発信機の電波を追って突き止めれば未加たちの行方もわかると剣は言う。

一方天馬。バイクを停めて思案していると携帯の着信が入る。
未加と思い出てみると声はロギア。  鷲尾山採石場へ水晶板を持って一人で来いと告げる。
しかし、他の人間も見かけた時には未加と博士の命はないとも。
連絡の後、ロギアは博士に「お前たちはあの水晶板の記録の真実を知らんのだ」と吐き捨てるようにつぶやく。
記録の真実、とは何を指しているのだろうか?


2013年12月1日日曜日

超星神シリーズと特撮とオレ【6】

幻星神ジャスティライザー。

思えば自分が様々なTV番組を視聴してきた中で、初めて「関連商品」を買った作品であった。
それは前作グランセイザーで満足した上に、なおも次作まで作ってくれたという事に対する
個人的な恩返しのつもりというのもあれば
単純にグランセイザーよりデザインが好みだったというのも大きかった。

その時点でいいトシしていたので、買ったものはアクショングレードの初期三人のみ。
のちのちシロガネとデモンナイトも買ったのだが、当時の商品にしては可動なども悪くなかった。
細かいギミック(グレンソードの、ブレイジングフレイム発動時の柄の回転など)は省かれていたが
それでもおおむね満足のいくモノであった。

#これが後々、他の作品やオリジナルのアクションフィギュア・玩具収集に繋がっていくことになる。
#もっともその時は、そうなろうとは全く思いもよらなかったわけで。

それくらい、ジャスティライザーにかける期待は大きかった。
事実初期数話は地味ながらわりとオーソドックスなヒーローものらしい話の造りもしていたため
「これからどうなっていくのだろうか」という期待感は、過去の戦隊モノなどと比べても
相当のものを持っていた自分がいたのは事実である。
(実際東映作品は、長くやってるせいもあってかある程度見てるほうも今後が読めてしまうところもあったし。)

しかし、そうした想いは空しくも回を追うごとにしぼんでいってしまう。

2013年11月29日金曜日

<振り返りレビュー・グランセイザー第三部ウォフ・マナフ編>

第三部のレビューは、やや厳しいトーンになってしまうことを予めお断りする。
その上で読んで頂きたい。


【バラエティーに富んだウォフ・マナフの刺客たち】

第三部の表向きのテーマはウォフ・マナフという宇宙的組織との戦いにある。
そしてこの組織から送り込まれたあらゆる星からの代表者が、手口を変えてグランセイザーに
または国防省に対して策謀を張り巡らしていくというのが大まかな流れとなる。

事実出てきた異星人は10人以上にも渡っており、中にはウォフ・マナフとは直接関係がないものも居れば
第一部で倒されたアケロン人の細胞から作られたクローンアケロン人に、
第二部で自殺したはずのインパクター・ロギアが二度に渡って登場。
イベント戦もいくつか行われるなど、第三部は回によってかなり趣の異なる話が連続していた。

しかし、ウォフ・マナフという存在そのものの脅威をアピールしておくべき期間のはずなのに
今一歩緊張感が醸しだせていないのも事実。
それはやはりクローンアケロン人の登場した回やロギア復活、そして「さらば相棒!」のように
本当にウォフ・マナフとは関係のない異星人まで出てきたことなどで
結果的に話の本筋から脱線しすぎてしまい、散漫な印象を与えてしまったのが痛いところだ。

#決して上記のエピソードが、作品として劣っているというわけではないのがまた辛い。

#2013/12/10追記
#どうやら四十・四十一話も第三部扱いのようです。

一方、ウォフ・マナフからの刺客が送られる回についてはクオリティに開きがあるように思われる。
一番無難に「話が進んでいる、なあ」といえそうなのが第三十一話「お嬢様、危機一髪!」くらいで
本作のキーアイテムとなる水晶板のかけらを持つアヤ博士が物語の軸となっていたのだが、
結果的にはそのかけらは破壊されてしまい、話が進展したようなしてないような
モヤモヤした感じを残してしまったのがいかんともしがたい所だ。

もっとも意味のない話と言えるのが第三十二話「宇宙飛行士の悪夢」。
別にグランセイザーでやる必要を感じないほど本筋にもまるで関わってこない物語だった。
一応、シリーズ構成の大川俊道が書いた話なんだけど・・・。

シリーズ構成といえば、この第三部だけでも実に四回(ゴルフィン星人を含めたら五回か?)も
「異星人憑依」というネタを繰り返してしまったのは少々工夫が無さ過ぎる。
具体的には第二十五・三十・三十二・三十六話の四回・・・に第三十七話を足せば五回。
それぞれに目的や憑依方法、結末が違うというのを考慮したとしても
「異星人が憑依して、地球人および地球の生物を利用する」という話にどうしてもなってしまうし
事実その五回全てがそういう話になってしまっていた。

せめてそのうち三回くらいは異星人に直接戦わせるか、怪獣のみを派遣する回にでもすれば良かったのではないだろうか。

#なお、異星人が直接手を下していた例は第二十五・二十六話のビズル星人と
#第三十一話のキラード星人、第三十五話のガダル星人のわずか三人程度に過ぎない。

クローンアケロン人はさておいても、インパクター・ロギアを(一度は死んだようにしか見えない描写をした上で)再登場させた意味は本当にあったのかも疑問だ。
様々な要因が絡んでいたとはいえ、明らかにウォフ・マナフのストーリーラインから外れてしまった彼を使う意味は、本当なら無かったのだ。
(現に第二部終盤で、ウォフ・マナフから任務を解かれている)
#2013/12/10追記
#ただし、二度目のロギア登場については再登場にも少し意味が出てきており
#仮に復活させることが規定路線であれば、第三部においては四十・四十一話だけで良かったのではないかとも思う。

ヒーローものという特殊なジャンルほど、「敵役の説得力」が重要なものも無いわけで
ウォフ・マナフ自体は存在が先に提示されている以上、それに関する諸々は次の第四部で色々明かされる構成にしてもいいだろうし事実そうだったのだが
それにしてもリアルタイムで見ていた当時はあまりに話が停滞し過ぎていてややもすると退屈と感じていた記憶があった。
改めてレビューという形で見返すと、どうも個々の回の「敵役の説得力」が弱すぎたのが原因なように思える。
ウォフ・マナフの存在感があまりに薄すぎる、と言い切ってもいいだろう。


グランセイザー・第三十九話

第三十九話「プロジェクト・オメガ」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、松坂直人、神谷豪、早乙女蘭、反町誠、魚住愛、三上辰平
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、御園木篤司、沖田総一郎
★<敵>オメガ


<終りが始まる>

冒頭。仁と豪が合流した瞬間、裏手で爆発音が響く。
そこではバーニングファルコンを弾いたオメガが立ち尽くしていた。
タリアス、リオンの攻撃はことごとく受け止められ、弾かれて行く。 ミトラスがオメガに体当たりして食い止めるのだが
あえなく首をつかまれ持ち上げられてしまう。

しかし、少ししてその手をはなし・・・ 人間の姿へ変化。
彼は言う。貴方達は滅ぼすべき存在に思えない。 私の考えをウォフ・マナフ最高会議へ報告すればあなた方と戦う必要はなくなるだろう、と。
そうしてオメガは立ち去ってしまった。

いつもの研究室。
前回までの六人が、オメガへの対処について話し合う。
剣と蘭はすぐにでも見つけ出して倒すべきだと主張。まだ六人としか会っていない状態で
あの戦闘力なのだから、そのうちに倒してしまうべきだと。
しかし未加は、オメガは自分の頭で考えて行動できている。プログラムにしたがって
動いているだけのロボットというわけではないのだと。
それゆえ未加は、オメガとの戦いには消極的な態度を示していた。

国防省兵器研究所。
御園木がオメガ探索の指示を沖田たちに出している。
グランセイザーを全員そろえられない以上、場合によってはユウヒを投入してでもオメガを破壊しようとする考えのようだ。

研究室。
オメガから未加の携帯に連絡が入る。ウォフ・マナフの決定を全員に伝えたいので
グランセイザーを集めてきて欲しいと。
連絡を受けたあと、未加は一人でオメガに会おうとする。
危険だと剣たちが制止するのだが、結局は未加が押し切ってオメガに会うことに。

公園と思しき場所で、オメガを捕捉した沖田達特殊部隊。
包囲したもののあえなく撃退され、沖田もオメガによって国防省の機密などを全て吐かされてしまう。
ますます強力になっているオメガに対して、もはや国防省では手の打ち様がなくなってしまった。

ある寺の境内。オメガに会いにきた未加。
彼は言う。自分をオメガという名前で呼ぶのは正しくない。
オメガという名称、それはグランセイザー殲滅プロジェクトの名称であると。
そしてウォフ・マナフ最高会議の決定は、「方針に変更はナシ」
────つまりグランセイザーを殲滅する計画は続行される。
既に12個すべての封印を解除された状態で戻ってきた彼は、自律思考回路が遮断されており
もはやただの殺戮ロボットへと変貌してしまったオメガ。

やむを得ず、装着して戦うこととなった未加。
しかし前回同様オメガの力に圧倒され、歯が立たない。
そこへタリアスとリオンがフレイムトライバーに乗り駆けつける。
炎のトライブが揃って再度オメガに立ち向かうのだが、リオンの飛燕斬を防ぎきるなど
三人揃っても太刀打ちできないほどに強力になっていた。

今度はダイル、トラゴス、ヴィジュエルの三人が合流しオメガと戦う。
あっけなくヴィジュエルとダイルが吹き飛ばされてから、今度は六対一のハンディキャップマッチへ。
しかしその不利をものともせずに全ての攻撃を受け流していく。
タリアスの飛び蹴りからのバーニングファルコン相殺で流れがにわかに六人へ傾くが
「グランセイザー全員を引きずり出してやる」と言い出したオメガは、突如消えてしまう。

2013年11月28日木曜日

グランセイザー・第三十八話

第三十八話「超古代からの訪問者」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、秤谷仁、神谷豪、早乙女蘭
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、御園木篤司
★<敵>オメガ

<ロボット発掘>

国防省兵器研究所。
御園木と堀口博士が施設入口で何かを待っている。
やがて国防省の車輌が到着、後ろのドアを開けて運び出されたものは、金属製のロボットのようなもの。
黒神山の採石場で発掘されたものらしく、御園木はこれを調査するために博士を呼んだのだ。

しばらく後、いつもの研究室から未加が兵器研究所へ訪れる。博士の着替えなどを持ってきて。
博士はつぶやく。 ロボットの内部構造はとても奇妙なもの・・・まるで宇宙である、と。
未加がロボットの側へ近づくと突如として起き上がり、言葉を喋りだす。
それまでの二人の会話をサンプリングし、続いて「言語による意思疎通は可能である」とロボットが結論付けた。
この一連の行動を見るに、どうやらロボットには自立思考型のコンピューターが搭載されているようだ。
そして彼は名乗る。「オメガ」と。

2013年11月22日金曜日

グランセイザー・第三十七話

第三十七話「イルカの日」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、反町誠、魚住愛、三上辰平
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、御園木篤司、沖田総一郎、マユ、紀子
★<敵>ゴルフィン星人

【辰平個人エピソード回】

<イルカと辰平>

OP前。 辰平の勤める水族館にてショーが行われている。
アシカの首へ輪投げをする愛、それを見て微笑む天馬、そしてシロイルカとともにショーに現れる辰平。
イルカたちの芸に場内からは歓声が上がるが、その中で一人だけ少女が佇んでいた。

OP後。ショーの後のプール沿いにて天馬と愛が辰平と会話。
辰平のそばにはシロイルカのミックが居る。彼は辰平が最初に水族館に勤めたときから世話をしているのだとか。
ミックとともに自分は水族館のスタッフとして成長し、一人前になれたと辰平は言う。
そんな彼は水族館の全イルカのリーダー格でもあった。
イルカの「会話」能力と言われているもの・・・超音波によって仲間同士で会話をする点を説明する辰平。
さらに、イルカには人の心を癒す力も秘められていると説明しかけたところで
ミックたちが先ほどのショーで佇んでいた少女のもとへ近寄って行った。 彼女はいつの間にかプール近くに来ていた。

少女の名前はマユ。 よく一人でミックたちのショーを見に来ていると言う。
そんな彼女の声をまだ辰平は一度も聞いたことがない。 家でもあまり喋ったことがないらしいのだが
母親いわくミックとだけは「会話」が出来る、のだとか。
そんな特殊能力があるなんて、まさかという一同に対して辰平は「あるかもしれないよ」と返す。
ミックに笑顔を見せるマユへ、ミックは頷いているかのようだった。

2013年11月21日木曜日

グランセイザー・第三十六話

第三十六話「さらば相棒!」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、秤谷仁
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、中尾真司、アジャンテ星人・フリード
★<敵>クリミネル

【仁個人エピソード回】

<相棒>

OP前および後。仁は友人の真司とドライブに出かけている。
普段PCを使っての仕事が多い真司は、体力がほとんど無い様で
仁の持っていた握力トレーニング器材をまったくといっていいくらい握れなかった。
「別に今時マッチョなんかもてないだろ?」と真司は呆れた口調で仁に話す。
そんなやり取りの真っ最中、突如車の前に落雷が落ちる。

しばらくすると、謎の紅い異星人が仁たちに向けて銃を向ける。
だがその直後に蒼い異星人が落雷と共に登場し、二人の異星人は戦いに突入。 彼等の目的は何なのだろうか?
目の前の状況に錯乱した真司は、車から逃げ出す。 
それを紅い異星人が狙い撃とうとするが、蒼い宇宙人がそれを庇う。
吹き飛ばされた蒼い異星人は、真司にぶつかり二人とも気絶。
仁が駆けつけると、蒼い異星人の体が白化・光となって消滅し その光が真司の身体へ入り込んでしまった。

目覚めた真司は紅い異星人に向かって戦闘体勢に移るが銃を持っていては分が悪く
さらにその近くを通った警察のパトカーをも破壊し、その燃え上がるパトカーの炎を吸い取って何処かへ消え去って行く。

真司の身体に入り込んだ光は、先ほどの蒼い異星人。 真司の体に憑依したのだ。
はやく車を出して追いかけなければ真司の身体を破壊すると脅す異星人に、仁は仕方なく車を急発進。
警察官二人を振り切ってその場から離れてしまう。


グランセイザー・第三十五話

第三十五話「ダンシング・ドリーム」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、伝通院洸、雨宮涼子、早乙女蘭、魚住愛
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、(蘭のダンス仲間)ユーコ、シンジ、カナ、トオル、タク
★<敵>ガダル星人


【蘭個人エピソード回】

<夢へのステップ>

OP前~後にかけて蘭とそのダンス仲間であるユーコたちによる
ダンスの練習が行われている。
それを見つめる謎の異星人。
練習後、ユーコと蘭が語らっている。渡米してニューヨークの一流プロデューサーの前でダンスを見てもらおうというユーコは
その旅に蘭も一緒に連れて行こうと誘うのだが、蘭はそれを聞いて少し戸惑う。
ユーコはアメリカでプロのダンサーとして、蘭と一緒にユニットを組んで活躍したいという夢を持っていた。

その一方、先ほど判れたダンス仲間・シンジが異星人によって拉致されてしまう。

いつもの研究室。女性陣が蘭の話を聞き、夢をかなえるために渡米するべきでは?と勧める。
蘭自身はそれどころじゃないと乗り気じゃないのだが、夢を諦めるべきじゃないと諭す愛と
渡米してオーディションを受けに行けばいいじゃないかと勧める涼子。

グランセイザーとしての使命がある以上、夢も恋も諦めなくては・・・と曇る蘭に
「自分の人生なのだから、自分で決めるべきだ」と涼子は言う。
私たちは、グランセイザーの奴隷じゃないのだからとも。
一人、現実と理想のハザマでゆれる蘭。

天馬と未加の会話。 天馬にも夢があったのだと言う。
プロのオートバイレーサーになって、世界で活躍したいという夢。
そんな若者達が、グランセイザーになったことで夢への道から逸れたことに責任を感じるような発言をする堀口博士に
未加は、グランセイザーになったことで得たものもあると返す。
(グランセイザーに)なっちゃった以上はベストを尽くさなきゃなぁと言う天馬とそれに頷く博士を見て
「蘭もこれくらいシンプルならいいのに」とぼやく未加だった。

2013年11月19日火曜日

グランセイザー・第三十四話

第三十四話「倒せ、ダイロギアン」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、伝通院洸、松坂直人、神谷豪、反町誠、魚住愛、三上辰平
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、御園木篤司、沖田総一郎、加賀祐二
★<敵>ロギア


<強襲・ダイロギアン>

OP前、いつもの研究室。
グランビークルなどを用いての捜索が行われるのだが一向に姿を見せないロギア。
それに苛立ちを隠せない天馬は、自分がオトリになって奴をおびき寄せると息巻いて外へ出る。

OP後、カフェテラス。
誠の前に加賀が現れ、前回撮影した写真を見せ付ける。
そして再び、ジャーナリストとしての心構え… 武器じゃなくてカメラを持つべきだと諭す。
その様子にうろたえる誠だったが・・・。

一方国防省・兵器研究所。
突如としてダイロギアンが飛来し研究所の敷地内へ侵入する。
その情報はただちに豪によりいつもの研究室にもたらされ、未加とともに現地へ向かうことに。
襲来を受けた国防省は、沖田がユウヒを出動させダイロギアンへ対処する。
同じ頃、バイクで現地へ向かう天馬の前にギグファイターが立ちふさがる。
しかしこの行動、ロギアは何を企んでいるのだろうか?

国防省の戦車などが必死に応戦するも、ダイロギアンはすかさず一掃。
その直後にユウヒが立ちふさがり応戦。
しかし前回同様、素早い攻撃を繰り出すダイロギアンには分が悪い。
フルパワーで反撃に出ようと指示する沖田だが、そこへギグファイターが襲い掛かる。
沖田を護衛する隊員たちを分断させた次の瞬間、遠くでギグファイターによって首筋に何かを打ち込まれる沖田。
倒れた沖田へ駆け寄る洸と直人は、装着してギグファイターとの戦いへなだれ込む。

そしてユウヒ。 沖田の指示が入らないため停止してしまう
それを見たダイロギアンは、「ゲームの始まりだ」と叫んだと思うと いずこかへ飛び去ってしまった。
ゲームの意味するところは一体何なのか?

グランセイザー・第三十三話

第三十三話「復讐鬼、ロギア再び」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、早乙女蘭、反町誠、三上辰平
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、沖田総一郎、加賀祐二
★<敵>ロギア


<蘇る闇の蛇>

OP前、国防省の科学技術研究所。
警備にあたっている隊員の後ろの壁が突如破壊。 その穴から出てきたものは
死んだと思われたインパクター・ロギア。
ロギアは研究所に格納されていたダイロギアンと、遺されたホロスナイパーを奪取し
いずこへと消え去ってしまった。
突如として蘇った彼の目的は一体?

OP後。 いつもの研究室。
ダイロギアンが奪われたという情報から、ロギアは生きていると確信する天馬。
確かに以前、天馬と共に自爆しようとした・・・のだが、結局一人で自殺する道を選んだはずのロギア。
そのロギアが何故今になってかえって来たのか・・・

同じ頃。国債情報通信社へ向かった誠は、そこで先輩カメラマンの加賀と1年ぶりに出会う。
外へ繰り出して会話に花を咲かせる二人。 加賀が「相棒として世界を回らないか」と誘う。
その申し出にやや難色を示したところに未加からの電話でロギア復活の一報を聞く。
直後、ロギアが誠へ強襲を仕掛ける。

装着してロギアと対峙するゴルビオンだが軽くいなされる。
そこへ天馬が合流・装着して戦いを挑む。
ホロスナイパーにより全く近づけないタリアスはかわすのに手一杯。
そうして流れ弾がゴルビオンに命中・ダメージを負う。
追い詰められた形のタリアスだったが、そこへレムルズが、次いでギャンズも駆けつけ形勢逆転。
分が悪いとみたロギアは光をまとって撤退する。

おそらくロギアは、グランセイザーの抹殺を目論んでいるに違いない。

2013年11月18日月曜日

グランセイザー・第三十二話

第三十二話「宇宙飛行士の悪夢」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、伝通院洸、魚住愛
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、御園木篤司、沖田総一郎、ヘンリー若杉、リサ(ヘンリーの娘)、マイク唐木
★<敵>フェドラ


<父娘へ降りかかる怪>

OP前。 洋服店で父に服の見立てをするリサ。
父・ヘンリー若杉の誕生日プレゼントのためである。
「もうリサが大人になったなんてなぁ」としみじみつぶやくヘンリー。

駐車場で談笑しながら車に向かうが、ヘンリーがふと立ち止まる。
そしてその姿を柱の陰から見守る謎の男・・・。

OP後、駐車場にバイクを停めた天馬がリサの叫び声を耳にして駆けつけると
そこにはリサに襲い掛かろうとした怪物の姿が。
装着して小競り合い、あっさり撃退したタリアス。
戦闘後・・・ 「パパ!パパ!」と錯乱状態に陥るリサ。そして駐車場の階段踊り場で倒れこむヘンリー。
この父娘を襲った怪物の正体は何なのだろうか?

伝通院の勤める病院。
鎮静剤によって眠っているリサ。そうとう興奮していたようだ。
病室の外へ出て、ヘンリーに当時の状況を詳しく聞きだそうとする天馬だが
ヘンリーは手を上げてしまい、何も思い出せないといった表情を浮かべる。
若杉さんも疲れているのだろう、と伝通院は気遣い翌日に改めて聞きなおすことになる。
病院から去ろうとする天馬の後ろを、再び謎の男が見張っていた。彼は怪物と何かかかわりがあるのだろうか。

2013年11月4日月曜日

グランセイザー・第三十一話

第三十一話「お嬢様、危機一髪!」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、秤谷仁、神谷豪
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、御園木篤司、友田辰夫、アヤ・ステイシー
★<敵>キラード星人

【豪メインエピソード回】


<困ったお嬢様>

冒頭。車の中でアヤ・ステイシー博士と友田が記者会見の打ち合わせを行っている。
友田の提案に皮肉で返すアヤ。
そのやりとりの最中、謎の異星人が車の前に立ちはだかり
SPと運転手を消滅させてしまう。
アヤと友田も車から出て行くが、その際アヤはドコへとも無く消えてしまった。

国防省。
国防省・科学分析センターの視察を行うアヤの録画映像がニュースで流れている。
彼女は18歳にしてノーベル物理学賞を受賞している若手天才科学者とのこと。
そんな彼女の類稀なる頭脳を、国防省は技術提携の形で協力を依頼し来日させた。
アヤの失踪はトップシークレット扱い・・・公にでもなれば国際問題になりかねない為の処置である。

彼女が異星人に狙われた理由は、所持している水晶のかけらが原因と睨む御園木だが
それは堀口博士が持っている水晶板と同じく超古代文明の記憶装置であろうと推察された。
水晶のかけらによって、グランセイザーとウォフ・マナフとの関係がまた一つ明らかになる。
しかしそれにはアヤの保護が先決であり、もはや国防省というより国そのもののメンツに関わる問題でもあった。


舞台は変わって街中。 仁の合コンの誘いに今ひとつ乗り気じゃない豪。
その眼前に、タクシーの運転手と押し問答をしているアヤの姿があった。
二人を引き分け、事情を聴こうとするがそのスキを突いてアヤが逃げ出す。
やがて追いつくが・・・。

グランセイザー・第三十話

第三十話「ヴェルソー、暴走!」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、神谷豪
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、御園木篤司、沖田総一郎、川島巧(ストーン星人・ジャド)、鹿沼幸次郎
★<敵>ストーン星人・ラモン


【涼子メインエピソード回】

<事件>

仁の仕事場。
仁が製作したドレスを着てご満悦の涼子。大学のサークル仲間との同窓会があると言う。
「もう友達に会うことなんて無いと思ってたから」とつぶやく涼子に
そこに居合わせた天満も仁も、グランセイザーとしての自分達の立場上
それが叶わないことを判っていたからこそ共感を覚えたのである。
「ヒーローは孤独だもんね」とこぼした仁。

コーヒーを飲む涼子。その時ラジオからニュースが流れてくる。
富士見湖湖畔にて、小型飛行機の事故により死亡した人物が発見されたことを伝えていた。
名前は川島巧。
その名前を聞いた途端、コーヒーカップを落としてしまうほど動揺する涼子。

一方宇宙開発局。
堀口博士はある一室にて鹿沼博士とともにある物質・・・ 「マッドストーン」について語り合う。
これは一昨年、ペルーで見つかった物質とのことで、超古代の異星人の置き土産らしい。
N29星雲にて惑星が消滅するほどの大爆発が起こったらしく、
その際にこれと良く似た物質が観測されたと鹿沼博士が語る。
これはプルトニウムに良く似た性質を持っているらしく、そこから爆弾ではないかという推測がなされていた。
そしてマッドストーンを守るため国防省から沖田の指揮する防衛部隊が派遣され
厳重な警備体制を敷いている。

御園木はマッドストーンについての対応を講じる必要があると堀口博士と話をするが
この時点ではまだ爆弾であるかどうか決めかねていたようだ。
しかし「はるか宇宙のかなたへ運び去って、爆破させるしかない」とその対処を考えており
博士はその危険性は小さいものではないことを感じ取っており、マッドストーンの扱いには慎重な態度を見せる。

2013年10月20日日曜日

グランセイザー・第二十九話

第二十九話「出動、五式支援機士」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、御園木篤司、沖田総一郎、椿征二、久我栞
★<敵> クローンアケロン人


<クローン逃亡>

前回からの続き。
タリアスの回し蹴りで外へ吹き飛んだクローンアケロン人との小競り合いを演じるタリアス、ミトラス。
ブラントルネードをシールドで跳ね返されダメージを負うミトラスをかばい
シールドを張る間を与えずにバーニングファルコンを打ち込んだタリアスだが
ダメージを負ったクローンはすぐにその場を離れてしまう。

その戦いを見守っていた椿はグランセイザーを国防省の管理下におくべきだと御園木に提案するも
御園木と沖田はそれを否定。
望んでグランセイザーになったわけでもない彼等は、それでも国防省の代わりに戦ってくれるのだと。

戦いの後、栞と天馬、未加の会話。
元々椿も穏やかな人物だったのだがアケロン人の研究を進めるうちに
未知のテクノロジーに触れ、次第にその技術で日本を世界一強い国に出来るのではないかと思うようになったと言う。
それは間違いだと言う未加だが、天馬はそのうち判ってくれるさと諭す。

2013年10月13日日曜日

グランセイザー・第二十八話

第二十八話「美しき逃亡者」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、御園木篤司、沖田総一郎、椿征二、久我栞
★<敵> クローンアケロン人


【国防省メイン回】

<謎のアケロン人>

冒頭、真夜中の街を女性が何者かに追われている。
その追跡者の姿は アケロン人のように見える。 それを偶然通りかかった天馬が追い払い、女性を救出する。

いつもの研究室。彼女の名前は久我栞。
そして彼女を襲ったのもアケロン人ではあるが、何故アケロン人が彼女を襲ったのか
彼女は何処から来たのかについては口を固く閉ざしたまま。

一方、国防省のドック。
ここでは巨大ロボ・五式支援機士ユウヒが製造、完成しようとしている。
それを見守る御園木に、椿が話しかける。
彼は、インパクター・ロギアが残したロボ ダイロギアンのデータを御園木に渡しており
それを参考にして作られたのがこのユウヒ。
御園木はこのユウヒをあくまで異星人との戦い限定で使うように上層部に提案しているのだが

その椿が言うには
「ユウヒを御園木が私物化しようとしているという噂がある。さらに(ユウヒの)ライセンス供与の話が国外から来ているらしい」
という噂が国防省内で流れているというのだ。
さらに、国防省としてはこの国の利益こそが最優先事項であるとも。
既に異星人の脅威を身をもって知っている御園木は、それよりも異星人との戦いが最優先であると言うのだが。
自分のことに気をつけておけと言い残し立ち去る椿。

その直後に沖田が、その椿に関する噂を御園木に伝える。
椿の所属は科学分析部、その本部長をしているのだが 宇宙生物細胞研究チームへ予算を追加計上
その上で施設の移設も行っているという。
さらに研究内容も省内の情報本部にすら秘匿しているとか。
「椿とは国防大学からの同期、間違いを犯すような人間ではない」とその噂に取り合おうとしない御園木だったが・・・。

2013年10月10日木曜日

グランセイザー・第二十七話

第二十七話「怒れ!炎の必殺剣」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、雨宮涼子、神谷豪、早乙女蘭
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、吉岡麻美
★<敵> ビズル星人


【剣個人エピソード回】

<異次元転送システムを探し出せ>

いつもの研究室。
前回から新たに蘭も加わり、ビズル星人のアジトを探し出し異次元転送システムを破壊する作戦を立てるグランセイザー。
そこで豪が警察官らしく、それまでの失踪事件の発生した地点を地図に書き込みそれらを線で繋いでみると
大体特定のエリアでのみ失踪事件が発生していることを突き止める。
そういうわけで剣と蘭以外のメンバーが手分けしてアジトを探すことになる。

アジトらしき地点へたどり着いた天馬と未加だがそこはすでに放棄された後。
時限爆弾を仕掛けており、爆発から未加を守る天馬。
豪へ失敗を報告後、未加が前回異空間で天馬と話した内容について問い詰めている。
のだが天馬なりのジョーク?で話を逸らす天馬だった。

グランセイザー・第二十六話

第二十六話「異次元の囚人」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、雨宮涼子、神谷豪
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、吉岡麻美
★<敵> ビズル星人


【剣個人エピソード回】

<謎の連続失踪事件>

太陽系を突っ切る一隻の宇宙船が地球を目指して飛来するところでサブタイ。
その後、悲鳴と共に女性が謎の光を浴びて何処かへ消滅する事件が起こる。

いつもの研究室。
インパクター星人事件に関する情報を国防省へ報告に行った堀口博士に代わり
資料整理を行っている獅堂姉弟。
その堀口博士も自分の論文の真っ只中だとこぼす未加。
そこに天馬が現れ、メシを奢ると未加を誘うも「どうせ立ち食い蕎麦か牛丼がいいとこでしょ」と
刺々しく拒絶。 そこで剣を誘うのだが      行き先はバーミヤン。

その店先で警ら中の豪がやってくるのだが、ここ最近連続失踪事件が都内で発生しており
豪の管轄区内でも発生したと聞かされる。
次の瞬間、女性の叫び声が響いてきた為、声のする場所へ向かってみると異星人と思しき不審者が女子高生に襲い掛かってきた。
これを間一髪で撃退した三人。

2013年10月8日火曜日

東宝ヒーロー作品に覚える「違和感」 

このblogを立ち上げてから大体4ヶ月くらい経ち、ほぼ10年ぶりにグランセイザーやジャスティライザー、セイザーXを
見返していく機会が増え、当時とは違っていくらか別角度で作品そのものを観られるようになった分、
改めて3作品それぞれに違った魅力や欠点を見出せるようになり、それはまた自分自身に新しい地平が拓けたかのような思いを覚えさせる。

そうして、東宝ヒーロー作品だけに的を絞って見返す… もちろんソフト化されているもので、なおかつ自分が所有しているものに限るが
サイバーコップやガイファード、そしてヒーロー作品の中で一番自分に衝撃を与えてくれたレインボーマンを見返す。
それぞれに色々厳しい部分ももちろんあるのだが、東宝のヒーローものを順を追って見返すという行為は
これはこれで実際楽しい作業となっていた。

その中でここ2ヶ月くらい考えていた個人的テーマとして
「東宝ヒーロー作品と東映ヒーロー作品の差異」というものがあった。

2013年10月7日月曜日

グランセイザー・第二十五話

第二十五話「暗躍!新たなる敵」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、秤谷仁、神谷豪、魚住愛
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、土方里子
★<敵> シェオール星人・ステュークス


<激闘を振り返る>

いつもの研究室。
片付けにいそしむ未加、マンガを見て爆笑する剣、お茶を欲しがる坊主という
3人の呑気な光景が繰り広げられている中に天馬が入り込む。

そこでは未加が元々研究所の片付けのバイトであること、
グランセイザーに覚醒したきっかけは水晶板に触れたことが語られる。
そして、第一話から出ているあの超古代文明の戦争をバックに堀口博士が語っているところに
土方という女性科学者が博士に会いに来る。 堀口博士の旧知のようだ。

場面は研究所の外。
土方が突如として、グランセイザーと堀口博士しか知りえないはずの
ウォフ・マナフと超古代文明、そしてグランセイザーそのものの情報をかいつまんで話す。
彼女は「あらゆる資料を検討した結果、結論にたどり着いた」と言う。

そして研究所に残った炎のトライブの面々は
第一話からの物語… 天馬の覚醒から語っていくのだが
風のトライブ→仁
大地のトライブ→豪
水のトライブ→愛
という具合に、順を追って回想するごとに各トライブの人間が来る構成。

ドルクルスの操縦の巧さを鼻にかける仁に
初装着回、頭に血が上ってタリアスと戦いを演じる豪など
それぞれの見せ場?となる回をピックアップしつつ、第一クール…
つまりアケロン人編を振り返っているという趣向。

しかし第一クール、改めて見直すと天馬より洸のほうが主役のように感じられるのは何故だろう?

2013年9月23日月曜日

<振り返りレビュー グランセイザー第二部・インパクター編>


【ついに出揃う12人のグランセイザー】

第二部でようやく水のトライブが揃う。 全員が覚醒し、さらに超星神も四体揃うのだが
そこまで実に15話。第二部開始から考えたら僅か3話だが、かなり速く集結してしまった感じすらある。

その水のトライブだが、誠を中心として彼等独自で固まっているようで、
当初は主に天馬と対立して、あくまで自分達だけでインパクターに対抗しようという気持ちも見られた。
そうした意識が仇となり、二十話では自分達の焦りから来るミスでロギアを逃すという失態も犯す。
結果的には天馬が一喝したことで何処となく打ち解けるようになってはいくが
この「自分達だけで何とかしようとするトライブと、それをいさめる天馬」という図式は
第一部にて合流して間もなかった風のトライブとの関係とダブるところはある。

第一部振り返りレビューで書いたが、「ヒーローとしての自覚」という意味では三組中風のトライブが一番高かった。
第二部ではやや形が異なるものの、意識自体は水のトライブも負けず劣らず高かった。
ただ風のトライブとの最大の違いは「以前騙されていた自分達が、グランセイザーとして認めてもらえるかどうか」
というある種メンツに関わる部分も働いていたため、観てる側にも若干緊張感もあったが
水のトライブの場合はただ漠然と他のトライブとはあまり関わろうとしていなかったようにしか感じられなかった。
それは誠特有の性質なのだろうが、この作品は誠に限らずキャラクターの内面を掘り下げていくような
作風ではない為、結果的にはただの反抗のように感じられたのはマイナスポイントだろう。

2013年9月18日水曜日

<振り返りレビュー グランセイザー第一部・アケロン人編>


ここからは、第三部となるウォフ・マナフ進攻編を前に
<アケロン人編>と<インパクター編>を各個に纏めて振り返りたい。
まずは表題どおり「アケロン人編」からである。


【グランセイザー同士の戦いが主軸となった第一部】

佐伯カリンに騙され、彼女の指示のまま炎のトライブと戦い
さらには大地のトライブをも仲間に引き込もうと企んでいた風のトライブ達。
カリンが彼等に語った表向きの理由は
「地球平和を乱す、炎のトライブを排除しなくてはならない」というものだったのだがその実
彼女自身が地球侵略を目論んでいたアケロン人であったというのが、第一部のメインの縦軸である。

ある時点まではその主義に疑いも持たずに従っていた風のトライブ達だが
一般人を巻き添えにしてでも炎のトライブを排除しようとするカリンの行動に疑念を持ち出す涼子。
そこから、元々軽いノリで賛同していたような仁も涼子に付いていってしまい
最終的には「地球の平和の為に戦う」と当初からカリンに諭されていた言葉どおりの行動理念を貫く決意をした
洸がカリンからの決別を決意し、こうして9人のグランセイザーが団結したのである。

上記のように、そもそもグランセイザー同士で戦わざるを得なかったのはカリンによる同士討ちの策略に嵌ったからであり
基本的に風のトライブの行動理念として「地球平和のため」という軸はぶれてはいなかった。
しかし一方では・・・

2013年9月17日火曜日

グランセイザー・第二十四話

第二十四話「脅威!ダイロギアン」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、松坂直人、神谷豪、早乙女蘭、反町誠、三上辰平、魚住愛
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎
★<敵> インパクター・ロギア


<前哨戦>

前回からの続き。 御園木の滞在しているホテルから出た博士と未加の前に
カフェテラスで珈琲を飲むロギアが現れる。
前回攻撃を行わなかったクラウドドラゴンを「賢いんですね」とつぶやくロギアに
未加はなぜ前回のような通り魔的凶行に及んだのか問詰める。

既に地球滅亡計画から外された自分だが、友達・・・ラディアとルシアの敵をとるべく
グランセイザーを倒すまではインパクター星へは帰らないと告げる。
明日の午前九時に神鯨島でダイロギアンと共に待つから炎のトライブたちで来いと挑発。
もし来なければ都心でダイロギアンを用いて暴れまわると脅すが、そこに天馬が現れる。

天馬とロギアによる戦いが始まるが紙一重のところで素早くかわすロギアに手も足も出ない天馬。
装着するも少し手合わせしたところでロギアが撤退してしまう。
決着は、翌日朝九時へ持ち越された。

グランセイザー・第二十三話

第二十三話「復讐!ロギアの挑戦」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、松坂直人、早乙女蘭、反町誠、三上辰平、魚住愛
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、御園木篤司
★<敵> インパクター・ロギア


<ロギアのプライド>

冒頭。 ロギアは空へ向かって「ダイロギアン」を呼び寄せている。
宇宙空間を飛来するルビー色の隕石がソレのようだが、一体何なのだろうか。

その途中、ロギアの上司によりインパクター星へ戻るよう勧告される。
「ウォフ・マナフ」という存在によればグランセイザーへガントラスが渡ってしまったことによる措置で
既にインパクター星人の手から地球滅亡作戦は離れてしまったことも告げられる。
それを苦い顔で聞くロギアだが…。

一方いつもの研究室。
ダイセイザー合体時(前回参照)、蘭が頭の中で聞いた「ダイセイザー」という声
それに関わる何かしらの情報を水晶板から得られるのではないかと、蘭が手を触れると・・・
超古代の大戦争の映像、地球文明の壊滅────
それらが頭に一気に入り込んで、蘭は気絶する。
目覚めてから蘭は、「宇宙の知的生命体の連合組織・ウォフ・マナフ」の存在と
一番最初に作られた超星神はガントラスで、それには人工知能が埋め込まれており
それ以外の超星神にも埋め込まれる予定が(意図は不明ながら)グランセイザーによるコントロールで
動かされることになったという。
さらに、グランセイザーの中心はクラウドドラゴンにあるという情報もあるのだがこれも真意が明かされないまま。

2013年9月5日木曜日

グランセイザー・第二十二話

第二十二話「見よ!合体超星神」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、秤谷仁、雨宮涼子、松坂直人、神谷豪、早乙女蘭、反町誠、三上辰平、魚住愛
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、御園木篤司
★<敵> インパクター・ルシア、インパクター・ロギア


<戸惑い>

冒頭。 ほぼ完治したルシアに対してグランセイザー抹殺作戦から外れるよう命令するロギア。

一方病院では、誠と愛、洸の口論。
「死にそうになった人間を助けるなと言うのか!」と問う洸に
「戦いは、どちらかが倒れるまで終わらないんだ!」そう答えて揉みあう二人を
「殴られたら殴り返すが、相手が倒れたらそこで終りだ!」
天馬がそう叫び、二人を別ける。
グランセイザー間でも、今回の戦いにおいて意見の食い違いが露になったその頃・・・

ルシアとロギアのアジトでは、「アクセラレーター」という強化アイテムをルシアが発見。
それを見つめて思いつめた顔をするルシア。

2013年9月4日水曜日

グランセイザー・第二十一話

第二十一話「迫る!地球最後の日」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、秤谷仁、松坂直人、神谷豪、早乙女蘭、三上辰平、魚住愛
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、御園木篤司
★<敵> インパクター・ルシア、インパクター・ロギア


<迫り来る太陽系壊滅計画>

洸と愛の勤める病院。
搬送されたルシアを診た洸は、地球人とは体のつくりが違うために治療は不可能と断ずる。
しかし、ひとつだけ方法があるというのだが。

その一方、予定よりかなり速く太陽黒点の活動が収まっており
ロギアはコレを好機と見て衛星軌道上を周るガントラスの軌道を太陽へと向けた。
当初はアメリカへ迎撃用ミサイルの発射を依頼したものの予定外に早まったために準備が整っておらず
仕方なくロギアを倒してガントラスの動きを抑えることとなった。

博士が病院へ向かい、修理された探知機を持ってくる。
ロギアの足取りを追うアイテムが手に入ったことで天馬は急ぎロギアを探そうとするも
愛は、ルシアのこともあるためこちらに来るのでは?と予測。
結局天馬と未加、蘭に博士が探知機の示す地点へ向かうことに。

そのやりとりの後ルシアが目を覚まし、薬を服から取り出して欲しいと愛に頼み
それを飲もうとすると間一髪で洸がそれを阻止。  毒薬だった。
この様子ではロギアは来るまいと、洸はつぶやくが…。

2013年9月3日火曜日

グランセイザー・第二十話

第二十話「激闘!バトルレディ」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、早乙女蘭、反町誠、三上辰平、魚住愛
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、御園木篤司、和久井博士(回想のみ)
★<敵> インパクター・ルシア、インパクター・ロギア


<ロギア包囲網>

いつもの研究室。
ロギアと遭遇したことのある幾つかの地点を中心に各トライブが捜索していることが
未加の広げた地図から伺える。
四トライブ分の色分けをして地図を塗りつぶしている点に注目。

その捜索中、ささいなことで揉めた愛と蘭。
何を考えているのか判らないと愛を罵倒すれば
蘭に対して緊張感がないとやり返す愛。割って入る未加もまた罵倒にさらされるのだが
最終的にはその場に居た天馬への集中砲火で口げんかの幕は閉じる。

ロギアとルシアの潜伏しているホテル。
ガントラスをすぐに太陽に突入させない理由を
「太陽黒点の異常活動による磁気嵐で、地球からのコントロールが難しい」とするロギア。
グランセイザーに対する陽動作戦を指示するロギアだがそれに立て付くルシア。
太陽への突入までの時間稼ぎということだが、死んだラディアのことを思うとどうにも割り切れない様子のルシア。

国防省。
御園木と堀口博士、天馬たちが前述の磁気嵐について話し合う。
剣が「デリンジャー現象」と解説したソレは、今から72時間後に収まるというのが科学省の計測結果と堀口博士が付け加える。
ガントラスを太陽に突入させる前にロギアからガントローラーを奪う方向で話が固まった一方
科学省と国防省によるガントローラーの電波探知機が作れないかと博士は御園木に依頼。

超星神シリーズと特撮とオレ【5】

【3】の続き・・・

この「ジャスティライザー」にかける意気込みを東宝側プロデューサーは
「これで東映さんと張り合えるようになりました」
というような言葉で表現していたように記憶している。
少し言葉が違ったかもしれないが、記事を載せたサイトなどでは東映の戦隊シリーズと名指ししていたため
おそらくそう思わせるような表現をしていたのではなかろうか。

当時は
「おお、そこまで強く意気込んできたのか!」とやや能天気に構えていたように思うが
今にしてみるとあちらは25作以上つくられてきたシリーズ
こちらはたった2作目で、しかも第一作のグランセイザーの評価自体も割とアヤフヤなところにあった状態である。

2013年9月2日月曜日

グランセイザー・第十九話

第十九話「出撃!ガンシーサー」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、松坂直人、神谷豪、早乙女蘭
○<関係者・ゲストなど>堀口博士
★<敵> インパクター・ルシア、インパクター・ロギア


<直人は何処へ?その2>

堀口博士の研究室。
前回ダメージを受けたガルーダやリヴァイアサンはクラウドドラゴンが回収・修復に当たっており
またガントラスの行方を水のトライブや国防省が捜しているものの
以前手がかりはつかめない状態だと言う。
そこで、堀口博士は和久井博士から提供を受けたガントローラーの研究データを取り出し
ソレを分析することでガントローラーの電波を受信できるかもしれないと言うのだが。

一方某所。 ロギアとルシアは以降の作戦を練っていた。
前回はエネルギー不足による撤退だったことが明かされる。
彼等の作戦の為には酸素を大量に溜め込む必要があり、大気圏まで出てしまえば
チャージのチャンスは失われるため、今のうちに溜め込んでいるうちに
風および大地のトライブに攻撃を仕掛けようと企む。
誰か一人でも欠ければドルクルスもカンシーサーも使えなくなるからだ。

そしてある林の中にある神社前。
健太少年に稽古を付ける直人を尋ねた蘭。 大地のトライブも結集して
皆とともに戦うことを促すも頑なにこの場を動こうとしない直人。

少年は学校でいじめられており、直人と偶然知りあったのである。
その直人は赤ちゃんの頃に両親に捨てられて養護施設で育てられたため
少年とは何かひかれるものがあったのだろう。
「本当の強さを身に着けるまでずっとそばにいてやる」と、少年に稽古を付けることを快諾したのである。

2013年8月28日水曜日

グランセイザー・第十八話

第十八話「最強の敵!ガントラス」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣(装着後のみ)、反町誠、魚住愛、三上辰平、伝通院洸
○<関係者・ゲストなど>堀口博士、和久井博士
★<敵> インパクター・ルシア、インパクター・ロギア


<ガントラスの猛威>

前回からの続き。
インパクターの手に渡ってしまったガントラスがタリアスとパイシーズの前にその威容を現す。
ガントラスから発せられたビームになすすべなく逃げまどうだけの二人だったが、
和久井博士の容態を案じたタリアスは博士を病院に連れて行くようパイシーズを促す。

装着を解いた愛が和久井博士を施設から連れ出したところで誠、辰平と落ち合い
辰平の車で博士を病院へ連れて行く愛。
その最中、実はガントローラーに今入っているチップとは別のチップを愛に手渡した博士は
そのまま意識を失ってしまう。

ダミーのチップが挿入されていたことで、途中でガントローラーが高熱を発してチップが解けてしまい
ガントラスは動きを止めてしまった。
それを察したロギアはルシアへ和久井博士からチップを奪うよう指示
当のロギアは天馬と誠、そして途中から合流した未加の足止めを行うこととなる。

2013年8月26日月曜日

グランセイザー・第十七話

第十七話「危機!人類抹殺計画」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、反町誠、魚住愛、三上辰平
○<関係者・ゲストなど>堀口博士、和久井博士
★<敵> インパクター・ルシア、インパクター・ロギア


<和久井博士の行方は?>

和久井博士が攫われたという話でもちきりの水のトライブたち。
天馬たちのミスをあげつらう誠、自分が居れば倒せたであろうと鼻息の荒い辰平に反して
携帯のメールを見つめている愛。 前回からではあるが一体誰からなのだろうか。
少し後、堀口博士の研究室へ集まる水のトライブと天馬・未加。
今度は天馬を目の前にミスを非難する誠。 それを制止する博士だがその最中に
携帯の呼び出し音により外に出る愛であった。

場所は変わって謎の施設。
ロギア・・・星山が和久井博士に「国防隊がガントラスを軍事利用している」と吹き込みつつ
ガントローラーの修理を促すロギア。 助手としてルシアを紹介している。
ロギアはガントローラーを修理させてどうするつもりなのか・・・

グランセイザー・第十六話

第十六話「非情!司令官ロギア」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、神谷豪、魚住愛、三上辰平
○<関係者・ゲストなど>堀口博士、沖田総一郎、和久井博士、星山秀一、澤村刑事
★<敵> インパクター・ルシア、インパクター・ロギア


<ガントラスの謎、インパクターの謎>

国防省の沖田は警察への協力を仰ぎ、インパクター・ルシアの捜索を開始。
その一環として以前戦闘した愛に、似顔絵を描くように依頼する。
オープニングでは愛が誰かにメールを送っていたが、一体誰宛なのだろう。

同じ頃堀口博士の研究室。
誰かから来たメールを見ながら和久井博士が研究室で堀口博士を待つ。
しばらくしてやってきた堀口博士にガントラス及びその操縦器・ガントローラーについて説明する。
この時後ろで聞いていた天馬が未加に様々な電子機器用語を聞く部分は
現状・・・ ガントローラーを使用するパーツが足りていないことを説明している。
格闘技をマスターしつつ科学の分野にもそれなりに明るい未加の描写もそれなりに行えている。

「超古代人は、その進みすぎた科学力の為に全宇宙から攻撃を受けた」
と語る堀口博士に じゃあ今居るインパクターを捕まえて目的を聞くしかないと提言する天馬に
「彼等はいわば軍人ですから、捕まえたところで目的は聞き出せないでしょう」と
それとなく提案を否定する星山。

すぐに次のシーン。 ルシアとロギアが口論。
次の作戦まで待機を命ずるロギアだが、口論中ルシアが一瞬「どういうこと? ・・・ですか?」と
改めて言い直しているくだりに、かつては同僚だったがいまや上司となったロギアへの煮え切らない態度が見える。
グランセイザーを倒し、超星神をも破壊するという目的を帯びた彼等だが
最終目的は一体何処にあるのか。

2013年8月15日木曜日

グランセイザー・第十五話

第十五話「立て!水の超星神」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、反町誠、魚住愛、三上辰平
○<関係者・ゲストなど>堀口博士、御園木篤司、沖田総一郎、和久井博士、星山秀一
★<敵> インパクター・ルシア、インパクター・ラディア、インパクター・ロギア


<堅い誠、あがく辰平>

いつもの研究室。
誠は他のグランセイザーたちを見て「お前達の中にリーダーは居ないのか?」
「戦う組織は軍隊だ。リーダーの居ない軍隊はありえない! 水のトライブのリーダーは俺だ」
と言い放ちあくまで他トライブとは距離を置く構えを見せる誠。
彼は本職が戦場カメラマンであるがゆえに、戦いのシビアさをジャーナリスト側の人間とは言え実感しているのだろう。

そして、覚醒のために涼子に稽古をつけてもらっている辰平。
あと一歩のところでやはり覚醒しきれずに落ち込む彼に涼子は「天馬の場合はお互い命がけだったからね」と諭す。
生きるか死ぬかの瀬戸際であるからこそ、誠も含めて覚醒できたのだろうとも。
じゃあなぜ愛は?と問う辰平に涼子はつぶやく。
「女は早熟だからね」 

グランセイザー・第十四話

第十四話「覚醒せよ!水の戦士」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、反町誠、魚住愛、三上辰平
○<関係者・ゲストなど>堀口博士、御園木篤司、和久井博士、星山秀一
★<敵> インパクター・ルシア、インパクター・ラディア


<ラディア戦~水のトライブたち>

前回からの続き。
ゴルビオンVSラディア、ほぼ互角の戦いを繰り広げているが
このゴルビオンはグランセイザー内でも珍しい剣持ちの戦士。
リオンが双剣使い、ゴルビオンは両手剣使い(ようは大剣)という差異がある。
ラディアの口から「インパクター星より、グランセイザー抹殺および超星神の破壊のために」地球に来たと語られる。
その直後にゴルビオンの必殺技「デ・ストーム」を食らい、タリアスの追撃を受ける直前で
目くらましを使い逃げるラディア。

グランセイザーということで仲間として扱おうとする天馬に対して
「お前達のことを何も知らない」として距離を置き、去る誠。
前回から奪われていたバイクのシートには、リヴァイアサンを撮った写真のネガも挟まれていた。
辰平と落ち合い、先ほどまでの出来事を語る誠だが
その最中に何者かに監視されていたようだ。 それを追う誠。

一方、涼子が洸に水のトライブおよびインパクターについて電話で情報を伝えている。
意外とこういう状況下ではグランセイザー間での情報伝達は密に行われているようだ。

グランセイザー・第十三話

第十三話「襲撃!インパクター」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、早乙女蘭、反町誠、魚住愛、三上辰平
○<関係者・ゲストなど>堀口博士、御園木篤司
★<敵> インパクター・ルシア、インパクター・ラディア


<神鯨島での異変。そして新たな敵>

アケロン人との戦いから(おそらく)月日が経ったであろうある日。
天馬をはじめ、グランセイザーたちは普段の生活を慌しく過ごしていた。
職に就いているメンバーたちと違うのか、剣と蘭だけは神鯨島へ遊びに出かけているという。

その日の夜は暴風雨。
神鯨島へ巨大隕石が降り注ぎ、甚大な被害を及ぼすという知らせを堀口博士と未加から聞かされる天馬。
打つ手なしと思われていたその時、大気圏外ギリギリのところでクラウドドラゴンが登場し
隕石を粉砕、被害は最小限に食い止めることに成功したのだが…
その一部始終を外で見届けていた謎の人物達。彼等の正体は?


翌日。
その神鯨島に「金属製の鯨」が引き上げられたという知らせを御園木から利かされる堀口博士。
船により防衛隊管轄と思しき港へ引き上げられる。
厳重な警備の中、炎のトライブ一同がその「金属の鯨」────超星神・リヴァイアサンを見に来ていたが
それを撮影する謎の男がいた。

2013年7月31日水曜日

グランセイザー・第十二話

第十二話「決戦!超星神対大星獣」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、松坂直人、神谷豪、早乙女蘭
○<関係者・ゲストなど>堀口博士、御園木篤司
★<敵> アケロン人(佐伯カリン) 


<アケロン大星獣戦 その①>

遂にアケロン人との最終決戦を迎えたグランセイザー。
大星獣と化したアケロン人戦の先鋒はガルーダかと思いきや、横からドルクルスが割り込み
ドルクルスも合流して戦うことに。
だが、相手の強力な攻撃の波状攻撃の前には如何ともしがたいようで
ドルクルスはパイロットのレムルズを放出するほどのダメージを負い
ガルーダも倒されたものの、ミトラス・リオンが作ったスキを突いての攻撃により一矢報いることに成功。

液状化して地中にもぐり逃げるアケロン大星獣。 第一戦は痛みわけ。
だが戦いの後レムルズが何処かへ消えてしまう。
また、戦いの最中に病院から直人が抜け出してしまった。 足並みが乱れだすグランセイザー…

2013年7月15日月曜日

グランセイザー・第十一話

第十一話「結集!9人のセイザー」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、松坂直人、神谷豪、早乙女蘭
○<関係者・ゲストなど>堀口博士、御園木篤司
★<敵> アケロン人(佐伯カリン) 


<アケロン人、復活>

ホテルの一角
御園木がアケロン人の処置について堀口博士と話をしている。
一通り話を終えたのち「NASAへは極秘ルートで解剖の依頼もしている」と御園木が話を出したところで
国防省の施設に収容されていたアケロン人の遺体が突如蘇り脱出したとの報せが。
そして竜神山にて、アケロン人のものと思しきUFOからのエネルギーを得て「佐伯カリン」の姿に戻ると
近くに居た一般人を気絶させ、何処かへ立ち去っていく。

いっぽう、大地のトライブの中で独りだけ輪に加わらない直人。
街をあてどもなく歩いていると、アケロン人と遭遇し戦闘へ。
装着して立ち向かうもほとんど攻撃を加えることが出来ずに戦闘終了。
マタドールバーストをかわし、遠くへ逃げ去っていったアケロン人だが
直人はこの戦闘で負傷してしまう。

2013年7月8日月曜日

超星神シリーズと特撮とオレ【4】

そもそも自分が特撮に求めているモノは何か。

「非現実的な映像を、アナログ・デジタル両方の特撮技術を用いて現出させる」ことに
「いい歳をした大人たちが工夫し、四苦八苦しながら実現している」ところに
一番の魅力を感じていたのだ。

こんな価値基準を持った理由として…特撮に出戻ってから東映作品以外も目を通すと
円谷、そして東宝は特にメイキング映像がビデオソフトなどで収録されていることが多く
そういったものをビデオレンタルやDVDなどで観続けていくうちに
特撮というものの、手作り感というか「いかにリアルっぽく、ありえないものを魅せるか」
という美学すら感じられて、この非現実な世界にのめりこむことになっていった。
その過程で
「東映=ヒーローを魅せることに主眼を置いた特撮の使い方(ヒーロー主体・特撮は添え物)」
「東宝・円谷=特撮とヒーローおよび怪獣は不可分の関係」
という特撮の扱い方の違いも感じられるようになっていった。

2013年6月25日火曜日

グランセイザー・第十話

第十話「侵略!アケロンの罠」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、神谷豪
○<ゲストなど>堀口博士、御園木篤司、佐伯カリン 


<グランセイザーの力をどうするのか?>

前回に引き続き烏森のアジトにて、国防省の御園木と堀口博士の口論。
「グランセイザーが覚醒したということは、地球に脅威がせまっているということなのがわからんのか!」
と訴える堀口に対して、あくまでグランセイザーの能力を国防の為に利用しようとする御園木。

一方研究室では天馬、未加、涼子、仁、そして豪が博士の居所について思案。
このシーンは天馬・未加~涼子・仁~フレーム外から豪~再び天馬・未加の順に会話を1カットで映しきっている。
実に約30秒だが、カメラは左右に動いただけ。
この作品、殺陣こそ香港映画のテイストが強いが本編演出はところどころ東宝的な遠景&長い1カットという趣で
会話によってはアメリカドラマのように人物が1カットで入れ替わり立ちかわり会話を紡いでいく。
もっとも最近では当のアメリカでもそういう演出は減ってるようだが…。


再び烏森。
研究所においていった通信機で天馬が御園木と話をしている最中、アケロン人としての姿となったカリンが突如現れ
特殊部隊や御園木をなぎ倒していく。
堀口は、落とされた通信機により天馬と会話。助けに来るように伝える。

2013年6月15日土曜日

グランセイザー・第九話

第九話「戦慄!カリンの正体」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、神谷豪、早乙女蘭
○<ゲストなど>堀口博士、御園木篤司、佐伯カリン 


<謎の龍の正体>

ホテルの一室にて、堀口博士と御園木が謎の龍について話し合っている。
NASAの研究者によると、昔から衛星軌道上には巨大な龍が居ると噂されていたと言う。
様々な憶測が出てくる中博士は「あれはクラウドドラゴンだ」と結論付ける。

一方そのクラウドドラゴンは、前回回収したガルーダを修理していた。
ガルーダの破砕した羽も、クラウドドラゴンによる修復が完了しているようだ。

2013年6月11日火曜日

超星神シリーズと特撮とオレ【3】

第八話以降もなんとなしに物語…というより
映像がどこまでクオリティが上がって行くのかを見届けてみたくて、その後も見続けていた。

後々の作品もそうなのだが、グランセイザーは巨大戦を毎週やっているわけではない。
それゆえクオリティを維持できているという側面と、
週によっては巨大戦に割く時間が長いこともあり、この手法は個人的には良かったのではないかと思う。
アピールする部分を明確にしながら、見せ方を捻ったと言ってもいいかもしれない。
オタク的に「たんなる予算節約」と言う発言をしてしまいそうだが
聞くほうとしては食傷気味なのでそういう立場はとらないことにする。
結局、「特撮」さえバッチリ見せてくれれば文句はないのだから。

2013年6月8日土曜日

グランセイザー・第八話

第八話「降臨!天空の龍」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、松坂直人、神谷豪、早乙女蘭
○<ゲストなど>堀口博士、佐伯カリン 


<佐伯カリンの謎>

堀口博士は知人の中條教授の居る城北大学へ、佐伯カリンについてたずねていた。
長年ヨーロッパで仕事をしていたという教授ならカリンについて知っているのでは、という読みであった。
実際、カリンについて教授は覚えていたのだが…
30年前に教授と写っていた写真を見せられ、「今より20年前、留学先のスウェーデンで亡くなった」と言う。

城北大学から出てきたところをカリンに襲われ、絶体絶命のところを剣が救う。
リオンに装着後、分が悪いと見たのか高速移動で離脱するカリン。
港の倉庫へ逃げ込んだところまで追いかけたリオンだったが、レムルズに撃たれ気絶してしまう。

一体、今居る「佐伯カリン」は何者なのか?


グランセイザー・第七話

第七話「走れ!命を救うため」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、神谷豪、早乙女蘭
○<ゲストなど>堀口博士、佐伯カリン 


<直人は何処に>

堀口博士の研究室にて… 直人が何処にいるのか見当が付かず悩む一同。
協議?の末天馬が直人を探しに行くことになる。(こっそり後をつける蘭と剣)
その途中、天馬の職場・ジェット便で指名の仕事が入る。
依頼者は同じ職場のマキちゃん。 直人に会いたいので私を運べ、ということらしいが
天馬もその直人の場所が判らないと知るや
「じゃあ天馬君でいいわ!」 と、天馬とデートすることになるマキちゃん。

話は戻って、バイクでマキちゃんと移動中。
歩道橋にカリンが待ち伏せており、紫の光弾を天馬たちへぶつける。
一度目はバイクから弾き飛ばし、二度目は宙に浮いている状態の天馬たちへぶつけるという
念入りな攻撃を見せる。

天馬はともかく、マキちゃんは意識不明の重態となる。

2013年6月6日木曜日

グランセイザー・第六話

第六話「激突!風と炎と大地」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、松坂直人、神谷豪、早乙女蘭
○<ゲストなど>堀口博士、佐伯カリン 

監督:村石宏實      脚本:大川俊道


<セイザーヴィジュエル、覚醒>

カリンのアジト。
大地のトライブのうち二人まで仲間になったら不味いと洸。
しかし蘭が居る限りは超星神起動はムリだろうとカリンが言うと、ジュンヤ救出の約束が果たされていないことで訝しがる蘭。
結局蘭は飛び出していくことになる。  追いかける仁。

グランセイザー・第五話

第五話「燃えろ!警官魂」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、松坂直人、神谷豪、早乙女蘭
○<ゲストなど>堀口博士、御園木篤司、佐伯カリン 

監督:村石宏實      脚本:大川俊道


<カリン暗躍>

パトカーで連れられている早乙女蘭。
幼馴染のジュンヤがその強盗事件に関与しているとのことで参考人として呼ばれている最中。
パトカー内で刑事と言い争っているところに紫色の隕石がパトカーにぶつかり
次の瞬間、蘭が紫の光とともに外に放り出され… 少ししてからパトカーが爆発。

爆発したパトカーを河原で眺める蘭。
それを眺めていたのは、佐伯カリン。

研究室では御園木が博士へ一連の状況を伝える。
遂に宇宙からの攻撃が始まったのか?と顔を強張らせる博士だが・・・。
天馬と未加に、隕石騒ぎのあった地点を調査するよう指示。

2013年6月5日水曜日

グランセイザー・第四話

第四話「死闘!大地の戦士」

●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、松坂直人
○<ゲストなど>堀口博士、御園木篤司、佐伯カリン 

監督:鈴木健二    脚本:石井博士


<新たなるトライブ>

テレビニュースによって前回の山火事は「落雷による山火事」扱いになったことを知る炎のトライブ一同。
ひと段落ついたところで堀口博士は協力者・御園木と連絡を取り
「ああいうことにしておいた」とその御園木が語る。
また、風のトライブとそれを裏で操る謎の女・佐伯カリンについての情報も収集中とのことだが
このマスコミを通じての情報操作すら容易く行える御園木という男は一体…?

2013年6月4日火曜日

超星神シリーズと特撮とオレ 【2】

第一話を見終えた時の、なんとも言いにくい感覚を思い出す。

東宝がテレビヒーローを手がけること自体、実に8年ほどのブランクもあり
そこを考慮すれば当たり前なのだが部分部分で引っかかりを覚えた。
「なんか無意味に暴力ふるってねえかこの女(未加)…」
「アクションがちょっとぎこちないというか、粗いような…」
「何処行くのタリアス」

一方で特技監督・川北紘一の手がけた特撮映像には個人的には期待以上のモノがあると感じたのも事実。
特撮部分から離れても、本編の兜山発掘現場のシーンおよびそこに待ち構える報道陣などは
出来る限り説得力を持たせるべく人を多めに配置していたり
普通なら軽く流す程度の部分にもある程度は力が注がれているように感じられた。

2013年6月3日月曜日

グランセイザー・第三話

第三話「結成!炎のトライブ」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁
○<ゲストなど>堀口博士、佐伯カリン


<ドルクルス大暴れ>

風の超星神・ドルクルスが遂に起動する。
その力に感心するレムルズはタリアスたちに執拗な攻撃を続ける。

タリアス・ミトラスがそれぞれの技を駆使してドルクルスに立ち向かうも
ミトラスは吹き飛ばされ装着解除、タリアスはバーニングファルコン(必殺技)が相打ちになり
爆風と共にその場から撤収するタリアスたち。
未加に駆け寄る剣だが、その際左手にホロスコープが浮き上がる。

東亜大学。 ここは堀口博士の研究所がある。
そこでは天馬が炎のトライブの超星神を探せないのかと博士に詰め寄るが
三人目のトライブが見つからない限りはいかんともしがたい。
天馬はその三人目を探すために研究所を飛び出していってしまう。

2013年6月2日日曜日

グランセイザー・第二話

第二話「発動!ドルクルス」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁
○<ゲストなど>堀口博士、佐伯カリン


<グランセイザーに関わりたくない天馬>

第二話序盤。とある病院。
伝通院洸が勤めているが、彼は院内では指折りの名医と評価されている。
屋上に来た洸が、佐伯カリンと電話で会話する。
前回覚醒した天馬は、まだ自分がグランセイザーである事実を中々受け入れられないから戸惑っているのだろうと洸。
しかし、平和を愛する風のトライブである洸たちと違い天馬は好戦的な炎のトライブ。
自分の使命すら理解しようとしない天馬は、地球を破滅に導くだろうと断言するカリンに対し
とにかく自分に任せて欲しいと電話を切る。  そして、レムルズへ装着しいずこへと飛び去る。

超星神シリーズと特撮とオレ 【1】

【このタイトルで始まる文は、主に視聴当時の記憶などを手繰って書いております。】【そういうわけでかなり主観の入った文章ばかりとなりますことをご了承下さい。】
【また、時系列を無視した内容になることもあります。】


「超星神グランセイザー」の第一話本放送日を調べると 2003年10月4日とある。
それから3作本シリーズは作られていき、自分も「超星艦隊セイザーX」最終回まで付き合っていくことになる。
何故そこまで付き合っていたのか、ある程度自分に素直に書いてみると…


そもそも自分が特撮を再び見るようになったキッカケは1998年に放送されていた「星獣戦隊ギンガマン」からであった。
それ以前の視聴記憶となると1989年の「超獣戦隊ライブマン」まで遡っており、実に9年のブランクがある。
小学生中学年~高校生までの間はどちらかと言えばゲームに嵌っていた時期であり
「自らある程度コントロールできる非現実」という世界にドップリ浸かっていた時期だったように思う。

グランセイザー・第一話

第一話「目覚めよ!星の戦士」
登場キャラクター
【●…グランセイザー ○…グランセイザー関係者およびゲストキャラ等】

●弓道天馬 獅堂未加 獅堂剣 伝通院洸 雨宮涼子
○堀口博士 御園木篤司 佐伯カリン


<古代文明時代の戦い>

超古代文明が栄えていた時代の地球に進攻してきた「宇宙連合」との、古代地球人との戦いが
OPアバン~OP、Aパート開始数分程度まで繰り広げられる。
ここでは量産型?と思しき超星神二種類が大量に格納庫に並んでいる。
OP中の「宇宙連合」との戦闘シーンで出てくる量産型と
本編では数話後に出てくる超星神・ガルーダとは微妙に造りが異なっているようである。

このシーンの特撮はTV作品にしては相当ボリューム感があり、格納庫のシーンでの
奥側にもズラっと並んでいる超星神たちはインパクト大。
「宇宙連合」の攻撃シーンもできる限り敵の大部隊を配置しており
いかにも「全力で地球を制圧する」という雰囲気が良く出ている。

2013年5月31日金曜日

はじめに

2013年10月に、放送10周年を迎える「超星神グランセイザー」から始まった「超星神シリーズ」について呟くブログです。


個人的な本シリーズへの思いや、自分なりのレビュー的なものを
マイペースに書いてみようかなと思います。


* 2016/08/13 追記 *

このblogは基本的に筆者の主観に基づいたレビューが大半を占めています。
その点はどうぞご承知の上ご覧下さい。

また、画像を貼り付けていませんし画像を追加する予定もありませんので
画像目当ての方は速やかに他サイトへ移動されることをお勧めします。