2015年4月25日土曜日

セイザーX・第六話

第六話「最高のヒーロー」

[宇宙海賊デスカル]
宇宙海賊レゼッカー
合成恐獣ビグスタッグ登場

演出:米田興弘    脚本:河田秀二


<新たなる恐獣誕生>

冒頭。バルガレオン内で鎖でがんじがらめになっていたブレアード。
作戦の邪魔をされたくないアクアルによるものだった。
サイクリードは何かの装置を作成中。 
アクアルはレゼッカーを地上へ派遣。その手にはコスモカプセル・スワン6が握られている。


一方セイザーX。 アドはアドルイーグルでパトロール中のようだがコスモカプセル反応を感知し
反応のあった地点へ赴く。
地上では、拓人が公園で遊んでいる子供達を眺めている。
ライオキャリアーやビートバイザーのような玩具を手にしてあそぶ子供達を見て自分たちのことか!と気づく拓人だが
直後に子供達の一人の母親が現われ、その船(ライオキャリアーとビートバイザー)は人に迷惑をかける悪い人たちなのよとその玩具を取り上げ、子供をつれてどこかへ行ってしまう。
その様子を見て憮然とする拓人。

セイザーX・第五話

第五話「探検!シャーク4を探せ」

[宇宙海賊デスカル]

演出:米田興弘    脚本:河田秀二


<山中の鮫>

冒頭、広告の撮影のバイト中の拓人をキャプチャ光線で拾い上げるレミー。
アドからの呼び出しに文句たらたらの拓人はあいつが俺たちのリーダーなのかよと毒づくが
レミーは「私たちのリーダーはシャーク隊長一人だけ」と訂正させる。

中尾山登山口では、既に集合していたアドとケインが待ち構えていた。
ケインの手元にある古文書を紐解きつつ今回の召集の目的が語られる。
ここでコスモカプセル反応があり、近所の老人から古文書を借りてきたという。

古文書にはコスモカプセル・シャーク4のような絵が描かれていた。
そこには誰かがその球体で虫を巨大化させてしまった顛末が書かれている。
球体は山のどこかに封印されており、記されている地図にヒントがあるとアド。
ゴンベエという人物が根も葉もない噂を流され耐え忍んだという話が書かれていた。
ケインが諺の「人のうわさも七十五日」を、その話から想起したことをキッカケにアドがひらめく。
地図上の七と七、五と五を線で結び、さらに線の交差点を見出す。
その地点へ赴く一同だったが、レミーが何かに気がつき呼び止める。

レビューって意外としんどい?

現在拙blogにおけるこれまた拙レビューは遂にセイザーXへ突入。
DVDのディスクに計算しなおすと残り9枚というところまで来た。
今や当時を覚えている人間以外誰も注目しない、と断言してもいい本シリーズを
当時の実況や空気を可能な限り無視して、改めてシビアな目で見ようというコンセプトが拙blogにはある。

そもそも、自分がなぜ今まで好きであり続けられたのかという感情の部分を
自分なりに客観視したいという点と、当時の空気や実況ベースの評価が正当だとは思えないという
反発心もあって、この拙blogを立ち上げた次第ではある。

2015年4月23日木曜日

セイザーX・第四話

第四話「青い稲妻!マグナビート」

[宇宙海賊デスカル]
宇宙恐獣・バードレス登場

演出:市野龍一    脚本:林民夫


<居候>

安藤家では、レミーが宇宙海賊の四属性についてレクチャー中。
なのだが相変わらず聞いていない拓人。
しかし拓人も今までの事で気になったことがあったらしい。 レミーへ質問をする。

レミーたちが過去に行けるのであれば、再度レミーたちが未来へ戻り過去へ行って何度もやり直せばいいんじゃないの?
中々冴えた質問だったが、ケインが突如現われこう答えた。
未来から2005年へ行くことは出来ても、その逆は出来ないことが説明される。

2015年4月22日水曜日

セイザーX・第三話

第三話「白い旋風!ウインドイーグル」

[宇宙海賊デスカル]
宇宙海賊・アグラーグ
宇宙恐獣ウィンミラー登場

演出:市野龍一    脚本:林民夫


<水の策略>

冒頭。湾岸地区に突如恐獣・ウィンミラーが現われ暴れまわる。
これをアドルイーグルが出撃し迎撃しようとするのだが、コスモカプセル探知機(ソナー)が反応しないことを訝しがるアド。
ゴルドに恐獣をサーチさせているところに、拓人がライオキャリアーで登場し砲撃。
アドは砲撃をするなと言うもののウィンミラーに当たってしまい、サーチの最中だったが逃げられてしまった。

バルガレオン内では、アクアルが頭を使って戦うのよと言い放つ。
もう恐獣は二匹しかいないと心配するサイクリードや、気ばかり焦るブレアードを尻目に引き下がる彼女だが、その作戦は一体?

セイザーX・第二話

第二話「燃えろ!グレートライオ」

[宇宙海賊デスカル]
宇宙恐獣レイザース登場

演出:米田興弘    脚本:林民夫


<セイザーXとしての使命>

冒頭。ライオキャリアー内ではシャーク隊長からの通信が入っており、それを一同が見ている。
再会を約し通信が切れてしまうが、未来からの通信は双方向なものではなく、こちらから何を言っても通じないようである。
レミーは拓人に説明する。
宇宙海賊による地球制圧を阻止するために、闇に包まれた2500年の地球からやってきた。
闇のエネルギーによりアドやケイン、レミーの星までも侵食しようとしているのだが
宇宙海賊に立ち向かっていたのが、シャーク隊長の率いるセイザーXである。

レミーへ問われた拓人は、セイザーXとして戦うことをあっさり承諾。

セイザーX・第一話

第一話「拓人は燃えているか!」

[宇宙海賊デスカル]
宇宙海賊・ライバック登場

演出:米田興弘    脚本:林民夫


<これは、これから起こる未来の歴史>


西暦2005年、宇宙海賊により地球は制圧・世界は闇に包まれる。
それから時は進み西暦2500年。
地球を解放するべく、海底都市からセイザーXが宇宙海賊の追撃を振り払いワームホールへ突入。
目的は2005年の地球へワープすること。
司令官・シャーク隊長がワームホールへ突入を指示。一度過去へ行けば二度と元の時代へ戻れないリスクを負ってまで
宇宙海賊侵攻前の地球へいくこととなったレミー、アド、ケインと彼らがそれぞれ乗る流星神。
お前達が、未来を救うんだ。
シャーク隊長のつぶやきは彼らに届いたろうか――――――

2015年4月21日火曜日

幻星神ジャスティライザー個人的総評

ここでは、「幻星神ジャスティライザー」全51話を主観でまとめてみることにする。
あくまで個人的な総評である点を断ると同時に、なるべくなら全話を見終えた方の意見も伺いたいところだ。
#最近であればなお良い。



【キャラクタードラマに注力する一方、ストーリーは単純化】

前作「グランセイザー」と比較すると、今作は装着する人物を3人(+1)に絞ったことで
キャラクター描写の面が自然と強化されていくこととなった。
具体的には3人+1の家族・周囲の人々を登場させ可能な限り本編にも登場させることで
彼らの周辺の描写も充実したものとなる。

翔太には伊達電器店の社長である源太郎と社員の健一、そして小さい頃からの友達である徹。
ユカには新聞社に勤める父と母、弟、さらにラクロス部の部員同士でもある理緒と麻美。
真也には幼い頃にある事情で生き別れとなった両親。
神野には姉・ノルンとライザー星では恋人だったというマイア姫。

特に前者二人の友人については終盤まで散発的とはいえ登場。
翔太の人物像としての、友達想いの義理堅い一面が徹を通じて描かれ
ユカについても「普通の女の子として暮らしたい」という、ジャスティライザーとしての現実と
普通の女子高生としての現実の狭間で揺れ動く少女という描写に一役買っている。

真也は両親との和解を見る二十話以降でキャラクターが徐々に軟化している点も描写されており
神野についても、ジャスティライザーと共闘しだしてから同様の変化が見受けられる。
地道に、心情の変化を描いていることは前作には見られなかった進歩と言っていい。

2015年4月20日月曜日

ジャスティライザー中間総評:コマンダーアドロクス編&魔神ダルガ決戦

ここでは、「幻星神ジャスティライザー」第三十四話~第五十一話までをおさらいしつつ
中間総評を行う。


【キャラドラマの深化と、ストーリーの雑さ】

最終シリーズでは、ストーリー面およびドラマ面においてキーパーソンとなったのが神野であった。
前シリーズ終盤から出自の秘密が出始めていた神野だが、
ここではライザー星人の生き残りであるミラによって、自分がライザー星の騎士・リゲルであること
そしてさらに終盤では恋人であるマイア姫との記憶も蘇るなど、キャラクタードラマの面では描写が多い。
その上、ストーリー面から見てもジャスティパワーと同等の力を持つライザーパワーを持った戦士であり、シロガネと同じ力を持つクロガネへの変化も終盤 ・・・唐突さも否めないが出てきており
ダルガの狙いであるジャスティパワーとライザーパワーの掌握という目的にも絡んできたため
実際のところ本作最大の重要人物と化しているのがこの神野だ。

また、ライザー星が実は地球と兄弟星でありジャスティパワーとライザーパワーもまた同じ力であることは、ミラによって改めて知られることとなるのもここから。
話自体は既に前シリーズの終盤・ハデスがシロガネ相手に語っていたのだが
全員が知ることになったのはミラ登場回である。

2015年4月19日日曜日

ジャスティライザー・最終話

第五十一話「明日に架ける夢」

巨大クロガネ登場

監督:石井てるよし     脚本:稲葉一広


<激闘はまだ続く>


ディグロスは破壊されたが、ジャスティライザー側も戦力を大幅に喪った。
幻星神は全て倒されてしまい、しかもグレンとデモンナイトも爆発に巻き込まれた。
地上では愕然とするユカたち。
しかし、そんなユカたちへクロガネが舞い降りる。

もはやお前達に勝ち目は無いと言い放つクロガネに、ガントとカゲリが立ち向かうが
剣を取り出したクロガネになぎ払われ、装着が解けてしまう。
絶体絶命のピンチに陥った四人だが、その時シェイドスターが地球上へ飛来。
ジャスティクリスタルが輝き出し、ノルンが現われる。
私もまた、貴方方とともに戦うと告げるノルン。
ノルンが手をかざし、ユカがそれに応える。  そしてシェイドスターへ消えるノルン。

しかし、クロガネは俊敏な動きでシェイドスターの攻撃をかわし
逆に攻撃を浴びせていくことであっさりシェイドスターを破壊。
再度四人の前に降り立ち、とどめを刺そうと剣を振るいだしたその時
翔太と神野が地上へ降り立った。
神野はどうやら、身代わりとなって大ダメージを受けたようだ。

ジャスティライザー・第五十話

第五十話「地球総攻撃開始!」

[ボス:暗黒魔神クロガネ]
メカ巨獣ブルガリオ(軍団)登場

監督:石井てるよし     脚本:稲葉一広


<決戦の前>

冒頭。ディグロスは既に太陽系へ突入・地球の大気圏外近くまで接近していた。
そして遂に、クロガネが地球攻略作戦を開始する。

下校中の翔太とユカ。
クロガネとの戦いを終えたら、必ずユカを今までどおりの生活に戻すと約束する翔太。
指きりげんまんに応じるユカ。

ジャスティライザー・第四十九話

第四十九話「蘇れ!幻星神」

[ボス:暗黒魔神クロガネ]
メカ巨獣メガリオン登場

監督:鹿島 勤     脚本:稲葉一広・鹿島 勤


<リュウトが見た宇宙からの来訪者>

冒頭。伊達電器店に国防省の車が止まる。
九条がジャスティライザーたちを迎えにきたのだ。
その国防省内では、衛星からの映像を見て何かを察する澪。
真っ直ぐ地球へ到達しようとしている物体は、星か何かだろうか? 
真相を掴むべくシロガネへ変化・残されたリュウトで大気圏外へ出ていくこととなった。

地上では澪たちが、現状について思い悩む。
リュウト以外の星神獣が破壊されたが、クロガネとの戦いにジャスティカイザーは欠かせない。
神野が、ライザー星人である俺にできることがあるはずだとシェイドスターへひとり赴いた。
自分の役割があるはず、そう言って出て行った神野の言葉に思うところがあるのか
扉ごしに聞いていた源太郎も残された面々へ差し入れを持って入ってくる

ジャスティライザー・第四十八話

第四十八話「潜入!ダルガ基地」

[ボス:暗黒魔神クロガネ]
レジェンダー・ドレイグ登場

監督:鹿島 勤     脚本:稲葉一広・鹿島 勤


<守るために戦いに出る>

前回の戦いでリュウト以外の星神獣を撃破されてしまい
クロガネへ対抗する力をほぼ喪失してしまったことに苛立つ翔太。
真也に方法を尋ねると、「攻撃は最大の防御」と言う。
一方、ライザーパワーを奪われた神野も自責の念に駆られ、自力でライザーパワーを取り返すことを決意し
ハデス戦艦へ単身乗り込み、クロガネとドレイグの策謀を盗聴。
残るジャスティパワーを媒介する存在・澪を殺す作戦に移る様だ。

ジャスティライザー・第四十七話

第四十七話「最強の魔神登場!」

[ボス:魔神ダルガ → 暗黒魔神クロガネ]
レジェンダー・ドレイグ
メカ巨獣メガリオン登場

監督:池田敏春     脚本:上代 務


<ライザーパワーの導き>

前回、麗香に反応したスターリングに何かの秘密があるに違いないと考える一同。
ジャスティパワーによって生まれたシロガネのような力があるとすれば
ライザーパワーにも同じようなものがあるに違いない。
変化するのはデモンナイトだろうが、その力を集約する存在が居るはず。
本来それはミラだったのかもしれないが、ミラ亡き今はその役割は麗香に移ったのかもしれない。
それが、ライザーパワーの導きなのかもしれない。

話の最中、港へ隕石が落下する。
巨獣・メガリオンが現われ港を破壊する。
国防省の機甲部隊も足止めをするのだが、全く歯が立たない。
ジャスティライザーは装着しライゼロスを召還。メガリオンへ立ち向かう。

ジャスティライザー・第四十六話

第四十六話「未知なる力」

[ボス:魔神ダルガ]
レジェンダー・ドレイグ登場

監督:池田敏春     脚本:上代 務


<魔神降臨>

冒頭。東京湾内の小さな人工島には
レジェンダー・ドレイグが多くのザコールと共に魔神ダルガを待ち構えていた。
やがて現われたダルガ。
ライザー星は既に滅ぼし残りは地球のみとなったが、弟カイザーハデスを倒したジャスティライザーとライザー星の生き残りであるデモンナイトが居る。
ダルガ軍の地球侵攻がいよいよ本格化するが、四人を排除することに楽しみを見出しているかのようだ。

2015年4月18日土曜日

ジャスティライザー・第四十五話

第四十五話「アドロクス最終作戦」

[ボス:魔神ダルガ  幹部:コマンダー・アドロクス]

監督:本田幹祐     脚本:真島浩一



<アドロクスの陰謀>

国防省施設内の牢屋では、ジャスティライザーの三人が捕われていた。
その一方、澪と麗香が九条に連れ出されていた。
九条はジャスティライザーが異星人であると白河から指示されていたと言う。
目の前で装着したことが、九条の疑問を更に強めたようだ。

更に白河が現れ、澪を連れて行こうとする。
麗香が止めに入るが跳ね除けられてしまう。するとそこデモンナイトが現われる。
国防省の警備兵たちがデモンナイトへ発砲するが、弾丸は全て受けとめてしまう。
警備兵へ切りかかろうとするデモンナイトだが、澪に止められナイトシュバートを下げる。
必ず助けに来ると、その場から退却するデモンナイト。

そして、澪と麗香までもが捕われてしまう。
首に下げていたジャスティクリスタルをむしりとった白河だが、突如手から煙を噴き上げもだえ苦しんでしまう。
その状況を訝しがる澪。
しかし、結局翔太たちの牢屋へ一緒に閉じ込められてしまった。

ジャスティライザー・第四十四話

第四十四話「ジャスティライザー攻撃命令!」

[ボス:魔神ダルガ  幹部:コマンダー・アドロクス]
宇宙巨獣エグゼリオン登場

監督:近藤孔明     脚本:真島浩一


<アドロクス最後の作戦>

冒頭。ハデス戦艦内では失敗続きのアドロクスがダルガへの言い訳を考えていたが
それを聞いていたのか立体映像と共に叱責するダルガ。
ジャスティクリスタルを差し出さなければお前の命を差し出せと迫るダルガに
次の手は既に打ってあると不敵に笑うアドロクス。


街中に、突如隕石が落下。
ジャスティライザーの三人が駆けつけ装着・ライゼロスを召還。
隕石は貝のようなもの。しかし出てこないためとりあえず接近するライゼロス。

地上では、国防省の防衛部隊が展開中。
第44部隊長が国防省作戦司令室の九条司令官へ攻撃許可を求めている。
目標の巨大ロボ・ナンバー0が飛来したと報告している。
司令室のモニターから状況を睨みつつ、九条は指示を出しかねているような顔。
現場の隊長からは指示を乞う言葉が何度も聞かれ、遂に攻撃許可を出す九条。

ライゼロスが隕石へ近づいたとき、突如国防省の戦闘ヘリ・戦闘機そして戦車が攻撃を開始。
そのターゲットは―――――― ライゼロス。

2015年4月17日金曜日

ジャスティライザー・第四十三話

第四十三話「最高のヒーロー」

[ボス:魔神ダルガ  幹部:コマンダー・アドロクス]
ドクターゾラ
ゼネラルバッカス登場

監督:米田興弘     脚本:上代 務


<喪われた紅蓮>

伊達電器店。 店の社服を着て店の手伝いをしている翔太。
インローダーが消滅したわけは、ユカの命を救うためにインローダーに込められた
ジャスティパワーが全て放出されてしまったからだと澪が説明する。
真也と神野の表情は重いが、翔太を責めないでくれとユカ。
社服を脱いだ翔太が、いつもの軽い調子でなんとかなると言い放ちつつ、
腕時計をユカにプレゼントして出て行ってしまった。

公園では、インローダーが消えたこととダルガがもうすぐ来るだろうに戦力になれない自分に対する苛立ちを発散する翔太。
すっかり意気消沈する翔太を、ランニング中の松坂直人が目にする。
翔太に合流し、栄養ドリンクを手渡す直人。

直人は翔太に、ある男と君がよく似ていると語る。
その男の名は弓道天馬。  翔太と同じジェット便で働いていた。
翔太同様に、単純で、真っ直ぐだが正義感に溢れた熱い男だった。
そんな翔太評は、普段源太郎から言われていたものそのままだったが直人はさらに続ける。
こないだ来たときの目は澄んで輝いていたのに、今の翔太は悩みをそのまま表したかのような瞳となっていた。

ジャスティライザー・第四十二話

第四十二話「対決!三大幹部」

[ボス:魔神ダルガ  幹部:コマンダー・アドロクス]
ドクターゾラ
ゼネラルバッカス登場

監督:米田興弘     脚本:上代 務


<蘇る強敵>

冒頭。 ハデス戦艦ではいつまで経ってもジャスティクリスタルとライザーストーンが手に入らないことを叱責するダルガだったが
ほんの小手調べと意に介さない風のアドロクス。
そして、暗黒の世界から最強の戦士を呼び寄せたといって二人の人物を呼び出す。


下校中のユカと理緒、麻美。
理緒は上機嫌で時計を彼氏からプレゼントしてもらったことをユカたちに自慢。
プレゼントを羨ましがるユカと麻美。 あたしもプレゼント欲しいなぁとぼやくユカを眺める翔太。
伊達電器店に戻るや否や、今日からバイトする!と急いで出て行く翔太。

ユカが伊達電器店へ赴くと、健一から翔太が居ないことを聞かされる。
バックヤードで他のメンバーから話を聞くと、一週間前からバイトを始めたという。
この日はどうやってダルガと戦っていくのか、その作戦会議の日に当てていたのだが
ユカは部活をわざわざ途中で抜けてまで作戦会議を優先していた。
インローダーでの通信でも、その怒りが爆発するユカ。

翔太はユカに腕時計をプレゼントするために、ジェット便でバイク便のバイトを始めており
給料前にも関わらず腕時計を早速買っていた。
これさえ見せればユカも機嫌を直すだろう、と考えていたのだが。

ジャスティライザー・第四十一話

第四十一話「倒せ!魔獣ザリガン」

[ボス:魔神ダルガ  幹部:コマンダー・アドロクス]
宇宙魔獣ザリガン登場

監督:鈴木健二     脚本:河田秀二


<魔獣現る>

冒頭。街中の広場ではオープンカフェと移動売店が開かれていた。
メロンパンなどを頬張っている人々の上空に、突如UFOが襲来。
ビルなどへビームを打ち込み破壊活動を開始しだす。


一方扇山では、神野が彷徨っていた。
一週間ほど歩き回っていたのか、既に空腹も限界のようでもある。
川に居たザリガニを捕まえようとすると、突如ザリガニが空へ舞い上がっていく。
行く先は、先ほど街中で攻撃していたUFOの同型機。
神野はそれを見て、敵が動き出したことを感知する。

伊達電器店では、その神野の行方を案じていた。
そんな中、健一が恋人と共に登山から帰ってきており
扇山で神野も見かけたと翔太たちに教える。

2015年4月16日木曜日

ジャスティライザー・第四十話

第四十話「逃避行!少年と澪」

[ボス:魔神ダルガ  幹部:コマンダー・アドロクス]
レジェンダー・アルミュール登場

監督:鈴木健二     脚本:河田秀二


<狙いを絞る>

冒頭。ハデス艦隊内では度々の失敗報告に苛立つダルガ(の立体映像)。
成功のためには多少の失敗はつき物だと言い訳するアドロクスだが
それを一蹴。結果を出せと怒鳴り消えるダルガ。
ジャスティクリスタルとライザーストーンの二つを狙うことに無理があるため
対象をジャスティクリスタルのみに絞って奪取作戦を立てることに。
レジェンダー・アルミュールが作戦実行の担当となった。

脚本家・河田秀二への思いだけ

本シリーズに全て関わった脚本家は二人居る。
これは以前も述べたが、その一人はジャスティライザーの構成も手がけた稲葉一広。
もう一人は、今回の考察?の主役である河田秀二だ。
まず最初に個人的な話から入ることを許して欲しい。


河田秀二は、超星神シリーズ/東宝ヒーロー作品を将来背負って立つ脚本家である。

ジャスティライザー・第三十九話

第三十九話「新たな勇者」

[ボス:魔神ダルガ  幹部:コマンダー・アドロクス]
レジェンダー・ギャメリオン登場

監督:石井てるよし     脚本:真島浩一


<神野は信じられるか?>

冒頭。ハデス戦艦内ではジャスティライザーとデモンナイトが組むことに危機感を抱くダルガ。
しかしアドロクスは次の手を考えていた。
ライザー星の騎士を、ノルンが残したジャスティライザーが倒す。
それについては好きにしろと任せた口調のダルガ。
ギャメレオンに対して、作戦を指示するアドロクス。
アドロクスの作戦とは一体?そしてギャメレオンの真の力とは?


翔太とユカの下校風景。
ユカは前回のノルンから聞いた話・・・ ノルンの弟の話が引っかかっていた。
しかしライザー星の戦い自体が450年前(=地球でノルン艦隊がハデス艦隊と戦った頃)であり、
ユカの疑問にはいまいち腑に落ちない様子の翔太だったのだが
そこへ理緒と麻美が現われユカを強引に連れ去ってしまう。
あっけに取られる翔太。

公園では、麗香が一人神野のことについて考えていた。
自分達に襲い掛かった神野と、自分たちを助けた神野。どちらが本当の神野なのか――――――
知らないうちに合流していた澪に、考え事をしていたことを突っ込まれたが
誤魔化す様に伊達電器店へ戻ろうと澪を促す麗香。

理緒たちと買い物の道中、ユカが神野を目撃する。
神野は何かを考えているようなのか、困っているようなのか・・・

ジャスティライザー・第三十八話

第三十八話「悲劇のライザー星」

[ボス:魔神ダルガ  幹部:コマンダー・アドロクス]
レジェンダー・ギャメリオン
巨獣レオガイアスⅡ登場

監督:石井てるよし     脚本:真島浩一


<復活巨獣>

冒頭。ハデス戦艦内ではアドロクスが次の作戦をダルガへ報告する。
以前撃破されたレオガイアスを蘇らせた上で新しい兵器・ワープウェーブ砲を持たせる。
これをジャスティライザーへ放ち、宇宙の果てへ飛ばした後にライザーストーンとジャスティクリスタルを奪うという作戦である。
その現場指揮を執らせるレジェンダーはギャメレオン。


伊達電器店の軒先には神野が現れていたが、健一を一瞥した後に立ち去ってしまう。
そうとも知らないジャスティライザー一同は、バックヤードで神野の性格についてあれこれ述べていた。
一同から距離を置く神野を、かつての真也と重ね合わせる翔太だが
しかし、共通の敵が居るからといって仲間になるとは限らないだろうと真也。
澪は、ライザーストーンを持つ神野こそ自分達の仲間であると主張。
そんな中、市街地に隕石が落下と同時にレオガイアスⅡが登場。
急いで街中へ急行する一同。

レオガイアスⅡはその手にワープウェーブ砲を装備。これは異次元空間へワープさせ
宇宙の彼方へと飛ばすことの出来る武器。
早速、ビルを二つほど消滅させている。
その状況を見てジャスティライザーが装着・ライゼロスを召還して立ち向かう。
ゼロスキャノンを浴びるがままのレオガイアスⅡだが、ライゼロスが突進してきたところをすかさず
ワープウェーブ砲を浴びせ、目論みどおり異次元空間へ飛ばすことに成功。

続いてそれを見守っていたギャメレオンが、呆然としている澪と麗香に襲い掛かる。
麗香がスティックを取り出し澪を守ろうとするも、ザコールには攻撃が通じない。
麗香があっけなく倒されてしまうが、次の瞬間神野が現れ装着。
ギャメレオンへ攻撃を仕掛ける。


<ライザー星の真相>

宇宙空間へ放り出されたライゼロス。
地球への距離は何万光年も離れており、簡単にたどり着くことは不可能だとガントとカゲリ。
そうこうしているうちにブラックホールへ徐々にのみこまれつつあったライゼロス。
一方、地球上ではデモンナイトがザコールたちを相手にしつつ澪へ逃げるよう促す。
追いかけようとするギャメレオンを引き止めるデモンナイト。
そして街中ではなおも暴れるレオガイアスⅡ。

ライゼロスは全力で脱出しようと試みるが、次第にブラックホールへ呑まれていこうとする。
絶体絶命かと思われたその時、シェイドスターがライゼロスを牽引光線で救出。
そのままブラックホールから脱出していく。
シェイドスターへ格納されていったライゼロスから、ジャスティライザーが飛び出す。
初めてシェイドスター内部へ入り込んだ三人に、映像としてノルンが姿を現す。


ノルンは語る。
ライザー星もかつては地球同様の美しい星だったが、宇宙の支配を目論むカイザーハデスが襲来。
ノルンの弟をリーダーとして必死に抵抗したものの、敗れ去ってしまった。
しかしノルンは、ライザーパワーと同じく宇宙の秩序と正義を守る力を持つジャスティパワーを求め
兄弟星とされる地球へ赴き、ハデス艦隊と戦った結果――――――
ハデスの封印に成功したものの、ノルン自身もまた傷ついてしまったのだ。

地球をライザー星と同じようにしてはならない。
それが出来るのは地球に宿る心、ジャスティライザーしか居ない。
何故ならジャスティライザーもまた地球という大いなる命の一部であるから。

そこまで伝えたとき、ノルンと映像が消滅。
ライゼロスの中に戻っていたジャスティライザーたちの眼前には地球が見える。


<地球はジャスティライザー>

地球では、デモンナイトを圧倒したギャメレオンが澪たちへ迫っていたが
不意をついたデモンナイトの奇襲に怯んだギャメレオン。
そのスキに逃げ出す澪たち。

何故逃げなかった?と問う神野に澪は、私たちの仲間だからだと答える。
レオガイアスⅡをさらに大暴れさせ、神野たちをあぶりだそうとするギャメレオン。
その様を見た澪が飛び出そうとしたが、神野はジャスティライザーが戻ってくるのを信じろと制止。
装着しレオガイアスⅡへ立ち向かっていく。

地球はお前達の好きにはさせない!と叫ぶデモンナイト。
そんな彼に駆け寄る麗香だが、二人もろとも爆風にまかれてしまう。
またも危険にさらされるが、間一髪でライゼロスと星神獣三体とが駆けつける。

再度ワープウェーブ砲を放つレオガイアスⅡだったが、星神獣三体から放たれたシールドにより
今度は弾き返してしまう。
さらにワープウェーブ砲自体を弾き飛ばし、チャンスと見たガントがジュウライザーへ合神。
怪力でレオガイアスⅡを放り投げ、サンダーバーストでトドメを刺す。


戦後。
デモンナイトの腕の中で一瞬意識が蘇る麗香は強がりを言い放ち、気絶。
そしてデモンナイトも気絶してしまう。
さらにジャスティライザーたちが駆けつけ、翔太が神野を抱きかかえる。
グレンと呼ぶ神野に対し、もう仲間なんだし翔太でいいよと答えた。 
それを聞いて、再び気を失った神野。


【レビュー】

この回で、ライザー星滅亡までの話が改めてノルンから語られる。
前作グランセイザーでもそうだったが、ジャスティライザーの戦いが始まるまでの事の真相が
登場人物たちに知られるのが随分遅い。

グランセイザーの場合は、最初の超古代文明の戦争の映像が繰り返し流されていたが
その原因がボスキートにあることが終盤近くで登場。
ジャスティライザーの場合も、OPなどでも繰り返し見られる地球大気圏外で繰り広げられる
ハデス艦隊とノルン艦隊の戦闘の前に、ライザー星での戦争があったことがようやく語られる。

ただ、どことなくオカルトな雰囲気がかもし出されてしまっているのは
ジャスティパワーとライザーパワーの存在が原因な気もする。
ノルンは科学者として、両方の力を分析することに成功しているのだが
どうも科学的要素以上にオカルトチックな空気が強く打ち出されてしまっている。
それは、ジャスティライザーに対して「貴方達は地球の云々」と語るシーンにも出てしまっており
いまいちチグハグさが否めない。


神野自身がジャスティライザーへ徐々に歩み寄っている描写が見られるのもこの回。
冒頭の伊達電器店の軒先まで来たシーンもそうだが、終盤澪に対してグレンたちを信じろと言うシーンにもそれが現れている。
少しずつではあるが、仲間として、またライザー星の騎士リゲルとしての自覚が現れつつあるようだ。

巨大戦では、レオガイアスを復活させ武装させたものによるジャスティライザー引き離し作戦が展開。
しかし、ほとんど今回の話・・・ ジャスティライザーがライザー星滅亡の原因を改めて知る話のためのフリとなってしまっている。
そういう意味ではちょっと緊張感が皆無なのが惜しいといえば惜しい。
案の定、さっさとやられてしまうし・・・。


【特撮の見どころ】

・レオガイアスⅡ大暴れ
・レオガイアスⅡVSジュウライザー

前者は、後半における街中での破壊シーンで気になる点が一つ。
レオガイアスⅡの左手から念力のようなものが発せられ、道路の車やクレーンがいくつか浮き上がっていき
次の瞬間、カメラ手前側へ放り投げられていく。
たんなる破壊シーンも、こういう描写があることで変化が加わっている。

後者は久々に現われたジュウライザーによる戦い。
ジャスティカイザーにも見られる腕力の強さは、ジュウライザーにも見られる。
片腕でつかんで投げ飛ばすカットなどは迫力がある。

2015年4月15日水曜日

「残酷なまでに省みられない」超星神シリーズ

このblogも二年目を過ぎ、そろそろ三年目に突入する。
ようやくジャスティライザーのレビューも佳境に入ろうというところ。DVDの枚数で言えばセイザーXを含めると残り13枚というところまで来た。

今回、「考察?」ラベルを貼っているこの記事だが、前々から感じていたことをそのままタイトルにさせていただいた。


この超星神シリーズ、どれだけの人間が全作のソフトを購入するほどにファンであるのか
正直自分には読めない。
放送当時、ネットで実況しながら追いかけていた年長の視聴者が超星神シリーズをおぼえている人間の大半だろうことは想像に難くない。
そういう状況の中、本シリーズはその物語自体の考察なり解釈なりが行われるほどに
ファンが活発であるかといえば、残念ながら放置されたままと言える。
※当時10代前半以下の年齢層はあえて除外しました。ご了承ください。

例えば匿名掲示板などでスレが立ったり、他のblog、そしてSNSなどで話題が出たとしても
大体話としては当時実況したときに抱いたイメージと、ネタの部分だけで話題が占められている。
または役者の情報やスタッフの情報などで埋まるくらいである。

有名シリーズや、70年代のヒーローものなどではまだ考察なり感想なりが割と見受けられるのを考えると
本シリーズほど「放置されたまま」な作品群も珍しい。
それは、放送終了してから10年経っても他作品の記事のついでで語られることが目立つことからもうかがい知れる。
ここで言う記事はメディアのみならず、ネット上も含む。

ジャスティライザー・第三十七話

第三十七話「捕らわれたデモンナイト」

[ボス:魔神ダルガ  幹部:コマンダー・アドロクス]
レジェンダー・ガーゴイド登場

監督:米田興弘     脚本:天沢 彰


<共鳴>

冒頭。前回の戦いで倒されたバハドーグに対し慟哭するガーゴイド。
そんな彼に、悪逆非道なジャスティライザーであると煽るアドロクス。
澪の持つジャスティクリスタルさえ手に入れれば、後はどうとでもせよとガーゴイドに指示を出す。
前回の終盤で見た、シロガネへの変化などを見てジャスティパワーの力に改めて注目したダルガ。

クリスタル内で目覚めた神野を見やるガーゴイド。
お前の仲間のせいでバハドーグが殺されたと言うガーゴイドに、奴等は仲間ではないと返す神野だが
クリスタル内で激しくたたきつけられてしまう神野。

ジャスティライザー・第三十六話

第三十六話「魔神ダルガ登場!」

[ボス:魔神ダルガ  幹部:コマンダー・アドロクス]
レジェンダー・ガーゴイド
暗黒巨獣バハドーグ登場

監督:米田興弘     脚本:天沢 彰



<亡き星の仇>

冒頭。ハデス戦艦内では
ホログラフとして現れたダルガへ、デモンナイト捕獲失敗はヴァルガンの責任であると報告するアドロクス。
手ぬるいと叱責するダルガだが、次の手を考えていたアドロクス。
別室には、レジェンダー・ガーゴイドが居た。
デモンナイト撃破についてアドロクスが依頼するが興味はないと取り付く島もない対応。
しかし、ライザー星の生き残りと聞いた途端態度が変わるガーゴイドは
巨獣・バハドーグの封じられたクリスタルを手にしていた。


伊達電器店では、神野を味方とするかどうかで翔太と真也が言い合っていたが
その途中に麗香が、澪がいなくなったと飛び込んでくる。
急いで手分けして探しに行く麗香と真也。 おいてきぼりを食った翔太だが
ユカのことが気になってるなら探しに行って来いと源太郎が促す。

そのユカは、山中にて自責の念とミラへの謝罪で心が一杯の様子。
そこへ澪が現れ、ユカは最善を尽くしたとなだめ、みんなの所へ戻ろうと促し下山していく。

麗香たちの心配をよそに、ユカと共に下山していく澪だが道中で神野を見かける。
ミラの墓を立て、敵をとってやると墓に告げる神野は、スターリングを置いていずこかへ去ろうとする。
神野を追いかけ、追いつくユカたちが神野を止める。
ライザー星の同胞のために、自分が倒されてでも一矢報いようとする神野に、
そんなことのためにミラたちは地球に来て神野に戦いを託したわけじゃないと澪。
次いでユカも、ライザー星が地球との兄弟星であるなら、この戦いは神野だけの問題じゃないはずと問うが
澪から伝説の騎士リゲルと呼ばれるも、同胞の悲しみと憎しみに染まった自分は伝説の騎士ではないと吐き捨て去ろうとする。

そこへ、ガーゴイドが飛来。
神野へ腕を伸ばして捕まえ放り投げると、神野が装着し戦闘開始。
その後に翔太も駆けつけ、ユカと共に装着してガーゴイドと戦うことに。
巧みに距離を取りつつ、三人の攻撃を受け流し、逆にデモンナイトへ大打撃を与えるガーゴイド。
グレンがブレイジングフレイムを放とうと構えると、ガーゴイドは一目散に逃げていく。

2015年4月14日火曜日

ジャスティライザー・第三十五話

第三十五話「覚醒!伝説の騎士」

[ボス:魔神ダルガ  幹部:コマンダー・アドロクス]
レジェンダー・ヴァルガン登場

監督:村石宏實      脚本:上代 務


<ライザー星の生き残り>

冒頭。伊達電器店バックヤードにはミラを囲むジャスティライザーの一同。
彼女の口から、自分は滅ぼされたライザー星の生き残りであること
ライザー星を滅ぼしたのは、魔神ダルガの弟カイザーハデスであること
そのライザー星は地球と兄弟星であり、共に宇宙の秩序と平和を保つための波動を発していることを一同に教えるミラ。
ノルンについて澪が尋ねると、ライザー星と地球の関係について解き明かした科学者であることもミラから聞かされる。

滅ぼされた後、生き残って脱出したライザー星の人々は流浪の生活を強いられる。
その際に生まれたミラは、自分の星を知らない。 しかしいつかライザー星へ帰るために
ダルガ帝国軍との戦いを続けていた。
そんなミラが帯びた使命、それは「伝説の騎士を探し出し、ダルガと共に戦う」こと。
既にレジスタンス軍は壊滅寸前だったが、伝説の騎士の力を借りることで戦況を切り拓こうと考えていたのだ。

伝説の騎士に、スターリングを渡す。そしてダルガ軍との戦いに協力してもらう。
おそらく彼は、兄弟星である地球に来ているはず。
レジスタンス軍はもうすぐ敗北するだろうし、そうなればいずれ地球にもダルガ帝国軍はやってくる。
だから、早く伝説の騎士を探し出さなくてはならないとレジスタンス軍に居る兄から使命を託されたのがミラだ。

ジャスティライザー・第三十四話

第三十四話「新たなる戦いの序曲」

[ボス:魔神ダルガ  幹部:コマンダー・アドロクス]
レジェンダー・ヴァルガン登場

監督:村石宏實      脚本:上代 務


<流れ星の暗示するもの>

冒頭。山中ではカイザーハデス撃破を祝ってか皆でバーベキューを楽しむジャスティライザー一同。
しかし源太郎は、戦いが終わったことで澪たちとの別れを悲しんでいた。
ジャスティライザーとしての戦いはこれで終わった。折角皆が仲間としてまとまったのに
また離れ離れになっていくことが寂しいという源太郎。

そんな中、昼間にも関わらず山中へ流れ星が飛来。それに気づいた真也は
三人揃って落ちた方向へ歩んでいく。

その落下地点では、銀装束に身を固めた三人が、赤色の怪物に襲われていた。
マントを着ている女性は「姫」と呼ばれており、残りの二人が彼女を護衛している。
山中を逃げ惑うも足場の悪さからか、徐々に距離は縮まっていく。
木の裏に隠れる三人。姫は自分も戦うというが近習に止められ、もう一人の女性近習が姫のマントを羽織り、二人が身代わりとなって逃げ出す。
赤い怪物から放たれた銃撃の音が、真也の耳に届いた。 他の二人は気のせいだろうと言うのだが。