2013年12月22日日曜日

グランセイザー・第四十六話

第四十六話「終末の始まり」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、松坂直人、早乙女蘭、神谷豪、魚住愛
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、御園木篤司、沖田総一郎、アケロン人・ルビー
★<敵>ベルゼウス、ブライトン、アルゴウル


<調停者現る>

蘭の家にて。
睡眠中の蘭がなにかにうなされている。白装束の女性に問いかけられている夢を見ているようだ。
汗だらけになり起きる蘭。 どうやらここ最近同じ夢を見続けているそうだ。

国防省・統合参謀本部。
御園木と沖田が国防省の監視衛星から送られた映像を見ている。
月の軌道上にて、非常に大勢の宇宙船艦隊が観測されている。
正体不明の艦隊を前に思案する御園木たちの後ろに、スーツ姿の男が語りかける
それは、ウォフ・マナフの攻撃艦隊。 地球総攻撃作戦の為に派遣されたものだ、と。
彼は自らをブライトンと名乗り、地球を破滅から守るために派遣されたと言う。

自分の提案を受け入れれば、ウォフ・マナフの総攻撃を中止させることも可能と言う彼だが
御園木は降伏しろと言うのかと問質す。そこでブライトンは付け加えた。
ウォフ・マナフは連合組織であり、自分のような平和主義者も居る
争わずにすむ結論が導き出されるよう、最高会議に3日間の猶予をもらっており
その間にウォフ・マナフが提示した条件を満たせば攻撃は中止されると告げる。
その条件というのは・・・?

2013年12月20日金曜日

超星神シリーズにおける巨大戦

今年はグランセイザー放送10周年という目出度い年である。
それに呼応してかわからないが先月からバンダイチャンネルにてグランセイザーの配信が決まっており
10年経った今、改めてグランセイザーという作品を「冷静に」今の視聴者が評価できる機運も出てきたと思う。

個人的にも、また特撮ファン的にも当シリーズの評価として一番語られるのが「特撮のクオリティの高さ」であり
ここを今から初めて観る人たちがどう感じるのかは、個人的にも少し気になるところである。
10年も経てばCGによる映像も進歩しており、古臭いという評価も出てくるのかもしれないが・・・。
さて、今回の考察?はその巨大戦についてである。

まず初めに当シリーズについてひとつ確認すべき事柄がある。
東映のスーパー戦隊シリーズと真っ向から競合した特撮ヒーロー作品、という意味ではこの超星神シリーズが初である   はずだ。
バトルフィーバーJ以降の「変身する複数の色分けをなされた集団ヒーローが、巨大ロボを操って敵と戦う」というコンセプトでの競合作が、グランセイザーまでは意外と無かったのだ。
#同じ東宝の「円盤戦争バンキッド」は、どちらかと言えばゴレンジャーとの競合作だろうか。

以上を確認した上で話を進めたい。


2013年12月10日火曜日

グランセイザー・第四十五話

第四十五話「ボスキート最終決戦」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、松坂直人、早乙女蘭、神谷豪、反町誠、魚住愛、三上辰平
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、沖田総一郎
★<敵>ボスキート


<ボスキート包囲網>

前回からの続き。
他の六人が合流し、十二人集まるグランセイザー。
ヴィジュエルが天馬に「超古代の戦争と全く同じ状況だ」と語る。
超古代人は、ボスキート対策の為に作り上げた超星神をそのボスキートに乗っ取られてしまったのだと言う。
となると、ウォフ・マナフの宇宙船に突っ込んだガルーダなどは、実際はボスキート操縦によるガルーダの攻撃ということになる。

ガルーダを取り返さなくてはならないが、どうしようもない天馬。そこで剣が
「ガルーダを倒して、ボスキートを追い出させればいい」と提案。
超星神は、自身へのダメージにより操縦者に危害が及びそうになると操縦者を強制排出する能力がある。
それを逆手にとって追い出そうというわけだ。

なおもユウヒとガルーダの戦いは続くが、ファイヤーバードスラッシュの連打により遂に倒されてしまう。
そこへガンシーサーとリヴァイアサンが現れ、戦いは二対一へもつれこむがコンビネーションでガルーダを倒す二体。
倒れたガルーダから飛び出したボスキートは、地面に大穴を空けて逃げてしまった。

戦いの後、蘭の口からボスキートへの対処と、グランセイザーの真実が語られる

ボスキートは徹底的に破壊しなくては何度でも蘇る。それを知っていたウォフ・マナフは
それゆえ地球に対して総攻撃を仕掛けたのだと言う。
グランセイザーの力を合わせれば、ボスキートを完全に倒すことも不可能ではない。
そしてグランセイザーは、ボスキートに対抗するべく作り上げられた戦士であり
ボスキートに似ている点はただの結果論であると博士が付け加える。
これでボスキートの子孫=地球人という説は否定されることとなった。

さらに、古代人はボスキートによって滅ぼされる前にクラウドドラゴンへ自らの遺伝子を残したと蘭が語る。

しかしひとつ謎が出てくる。 古代人はウォフ・マナフと交信できたようだがその方法が判らない。
もし方法さえ判れば直接ウォフ・マナフに真実を問質せるのではないかと言う豪。
また超古代戦争の時みたいに助けてもらえば?と軽く言う仁だが
地球のことは地球人で対処すべきだと天馬がそれを否定する。

そしてまだ残っている謎として、危険なボスキートをそれと知って何故ウォフ・マナフが復活させたのか。

全員が思案する中、機械音が鳴り響く。
博士がボスキートへ対抗するべく、カプセルのデータを参考に作り上げた装置からの音だった。
ボスキート探知機としての機能も有しており、どうやらそう遠くないところにボスキートが潜んでいることが判る。
しかし、これを使えるのはこの場に居るメンバーの中では博士のみ。
何故ならグランセイザーが使えばスーツに反応してしまい、前々回のミトラスのように
グランセイザーに何かしらの悪い影響を及ぼす可能性があるからだ。

そのボスキートは草木から生命エネルギーを吸収・徐々に生命力を回復しつつあった。
完全回復する前になんとしても叩いておかなくてはならない。
グランセイザー全員で手分けしてボスキートを探索することに。


グランセイザー・第四十四話

第四十四話「解明!超古代戦争の謎」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、松坂直人、早乙女蘭、神谷豪、反町誠、魚住愛、三上辰平
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、御園木篤司、沖田総一郎
★<敵>ボスキート


<超古代戦争の謎>

炎のトライブが何処かの河原で休憩中。
ボスキートが自分達のルーツなのかどうかについて思い悩む三人。後味の悪さを感じているようだ。
そして研究室では博士が納得の行く結論を求め考えを巡らせている。
カプセルの破片を見たとき、水晶板を取り出す博士。
ボスキートを封印していたカプセルなら超古代文明の遺物であるわけで、もしかすると
水晶板と反応することで何かしらの情報が引き出せるはず。

少し後で、御園木を呼び出して破片と水晶板の反応を確かめる。お互いに光を放っており
もしここに蘭が来れば、きっと超古代戦争についての真相が明らかになるかもしれないと二人は確信をする。
その一方、沖田が兜山でハイカーが行方不明になったという通報を受ける。
既にボスキートは倒したはずなのだが・・・。
この情報は、豪も先輩刑事の澤村から得ており
ただちに他のグランセイザーにも知れ渡ることとなる。
ドライブ中の仁や休憩中の炎のトライブもそれを確認し、兜山へ急行することに。
まさか、ボスキートがまだ生きていたとでも言うのだろうか。

再び研究室。 今度は蘭が水晶板に手を触れ、超古代戦争の記憶を引き出す。
記憶が蘭の中に蘇った後、蘭の口からは「ウォフ・マナフが地球を攻めた本当の理由」が語られる。
超古代戦争、その真実や如何に。


2013年12月9日月曜日

グランセイザー・第四十三話

第四十三話「絶滅者ボスキート」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎
★<敵>ボスキート、マリウス星人・ルカ


<ボスキート対グランセイザー>

前回からの続き。
風のトライブとボスキートの小競り合いが続く中、ボスキートがおもむろにレムルズトルネードのような技を繰り出す。
やはり他のトライブの技も使えるようだ。
埒があかず、三人同時に装着し自分達がグランセイザーであることを見せ付ける。
しかしボスキートは取り合わず、なおも風のトライブと戦う。

山小屋。
一人きりで天馬が目覚める。
ルカは何処かへ去っていったようだ。

そして村ではなおもボスキートと戦う風のトライブ。
ヴェルソーイリュージョンでボスキートの動きを止めたヴェルソー。
それを橋の上で眺めるルカだが、ベルゼウスからの指示によりボスキートを開放してしまう。
再び動けるようになったボスキートは、ダイルを吹き飛ばしてしまった。
すかさず放ったレムルズのアイアンゲイルの一撃によってボスキートを倒したかのように見えたが・・・。

橋の上では、やや体力を失っているルカ。
それを見つけた未加と剣に捕まるが、天馬がそれを見つけて制止する。
ボスキートの攻撃で瀕死の重傷を受けた天馬を助ける一方で
そのボスキートを先ほど助けたルカ。
彼女の目的を問質そうとする天馬に答えられないまま、ルカは体力を使い果たしたのか気絶してしまう。


グランセイザー・第四十二話

第四十二話「蘇る!古代生命」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、秤谷仁、早乙女蘭
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎
★<敵>ボスキート、マリウス星人・ルカ


<夜の兜山遺跡>

兜山遺跡の発掘現場にて、博士たちが水晶板を囲んでいる。
前回ロギアが言い残した「超古代戦争の真実」が引っかかっている博士は、蘭や炎のトライブとともに
久しぶりにこの兜山へ訪れたのである。
テントの外では、謎の女性が空から飛来、ベルゼウスと通信を取っている。
彼女はウォフ・マナフの手先のようで、遺跡をしばらく歩いているとある地点で立ち止まり、ブレスレットから
光線を打ち出し、地形の一部を破砕しだす。  一体何をしているのだろうか?

そうとは知らずテントの中。 水晶板から超古代の記憶が入り込んでいる蘭ならきっと、隠された情報を
引き出せるかもしれないと蘭に期待を寄せる博士。
不安そうに目を伏せる蘭。


2013年12月2日月曜日

グランセイザー・第四十一話

第四十一話「対決!」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、松坂直人、反町誠、魚住愛
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎
★<敵>ロギア


<ロギアのプライド>

冒頭。洋館の一室で目覚めた未加。
あたりを見渡すと、床で倒れているロギアの姿を見かける。
ホロスナイパーは手からだいぶ離れているのだが・・・。
その姿を、訝しそうに見つめる未加。

洸の勤める病院。
愛の制止を振り切ろうとする天馬。そこへ博士と洸が現れる。
未加をさらわれ水晶板を破壊されてしまったことに焦りと責任を感じている天馬に、
博士は見覚えのあるアタッシュケースを持ちだして 開けてみると   そこには水晶板。

ロギアの狙いが水晶板にあると思い、あらかじめ偽者を仕込んでおいたという洸。
それを知り憮然とした表情を浮かべながらも、再度未加を救出しようと飛び出そうとするが
その場の全員で制止されてしまう。


在りし日のルシアの姿が蘇る。
その最期を、カードのかけらを拾ったことで悟るロギア。
そしてルシアの名前を叫んだところでロギアが目覚めた。
彼に寝ていなくてはダメだと、未加が声をかける。 

前回捕われていた廃屋では剣と涼子、直人が手がかりを探すもなにも見つからない。
ロギアは今、黒幕ことベルゼウスに裏切られたショックと恨みのほうが強い、そう涼子は言うのだが・・・。
直人はヤケになって殺すかもしれんと、剣が居なくなってからつぶやく。
しかしそんなことは言える訳がない。涼子はあくまで剣を気遣ったのだ。
そんな三人のもとへ天馬が合流する。


グランセイザー・第四十話

第四十話「逆襲!漆黒の戦士」
●<グランセイザー>弓道天馬、獅堂未加、獅堂剣、伝通院洸、雨宮涼子、松坂直人、神谷豪、反町誠
○<関係者・ゲストなど>堀口一郎、御園木篤司
★<敵>ロギア


<闇の男は三度訪れる>

OP前。 宇宙空間を彷徨うダイロギアン。
その中には気絶しているロギア。 その彼に問いかける声。
何かと引き換えに、三度目のリベンジを果たす手助けをしてやると申し出た声の主は
ウォフ・マナフ最高会議幹部・ベルゼウスと名乗る。

OP後。いつもの研究室。
未加と博士は国防省へ水晶板の研究報告へ出向くのだが、その道中ロギアとギグファイターの襲撃を受け
博士と未加は拉致されてしまった。
国防省を通じて、留守番していた天馬や駆けつけてきた洸たちにも知らされるところとなり
手分けして博士達の行方を追うこととなった。

拉致された現場では、置き去りにされた車の前でうなだれる剣。涼子が声をかけると同時にギグファイターが現れ戦闘へ。
途中で直人も混ざり混戦となるが、その最中ギグファイターの腰に発信機をつけるリオン。
そうと知らずに撤退したギグファイターを、その発信機の電波を追って突き止めれば未加たちの行方もわかると剣は言う。

一方天馬。バイクを停めて思案していると携帯の着信が入る。
未加と思い出てみると声はロギア。  鷲尾山採石場へ水晶板を持って一人で来いと告げる。
しかし、他の人間も見かけた時には未加と博士の命はないとも。
連絡の後、ロギアは博士に「お前たちはあの水晶板の記録の真実を知らんのだ」と吐き捨てるようにつぶやく。
記録の真実、とは何を指しているのだろうか?


2013年12月1日日曜日

超星神シリーズと特撮とオレ【6】

幻星神ジャスティライザー。

思えば自分が様々なTV番組を視聴してきた中で、初めて「関連商品」を買った作品であった。
それは前作グランセイザーで満足した上に、なおも次作まで作ってくれたという事に対する
個人的な恩返しのつもりというのもあれば
単純にグランセイザーよりデザインが好みだったというのも大きかった。

その時点でいいトシしていたので、買ったものはアクショングレードの初期三人のみ。
のちのちシロガネとデモンナイトも買ったのだが、当時の商品にしては可動なども悪くなかった。
細かいギミック(グレンソードの、ブレイジングフレイム発動時の柄の回転など)は省かれていたが
それでもおおむね満足のいくモノであった。

#これが後々、他の作品やオリジナルのアクションフィギュア・玩具収集に繋がっていくことになる。
#もっともその時は、そうなろうとは全く思いもよらなかったわけで。

それくらい、ジャスティライザーにかける期待は大きかった。
事実初期数話は地味ながらわりとオーソドックスなヒーローものらしい話の造りもしていたため
「これからどうなっていくのだろうか」という期待感は、過去の戦隊モノなどと比べても
相当のものを持っていた自分がいたのは事実である。
(実際東映作品は、長くやってるせいもあってかある程度見てるほうも今後が読めてしまうところもあったし。)

しかし、そうした想いは空しくも回を追うごとにしぼんでいってしまう。