2013年6月2日日曜日

超星神シリーズと特撮とオレ 【1】

【このタイトルで始まる文は、主に視聴当時の記憶などを手繰って書いております。】【そういうわけでかなり主観の入った文章ばかりとなりますことをご了承下さい。】
【また、時系列を無視した内容になることもあります。】


「超星神グランセイザー」の第一話本放送日を調べると 2003年10月4日とある。
それから3作本シリーズは作られていき、自分も「超星艦隊セイザーX」最終回まで付き合っていくことになる。
何故そこまで付き合っていたのか、ある程度自分に素直に書いてみると…


そもそも自分が特撮を再び見るようになったキッカケは1998年に放送されていた「星獣戦隊ギンガマン」からであった。
それ以前の視聴記憶となると1989年の「超獣戦隊ライブマン」まで遡っており、実に9年のブランクがある。
小学生中学年~高校生までの間はどちらかと言えばゲームに嵌っていた時期であり
「自らある程度コントロールできる非現実」という世界にドップリ浸かっていた時期だったように思う。



「ギンガマン」を見た時の率直な感想としては
「最近の特撮はドラマに力入ってるなぁ」である。
今思えばそれは、キャラドラマの部分を特に強化していたという話だが、とにかくその時から
なんとなしに特撮へ出戻っていった。

そうして主に戦隊シリーズを追いかけて見ているとある不満点が自分の中に出てくる。
「なんか破壊シーンのバンク多くねえかな?」
「合体バンクはいつも力入ってるけど、大抵必殺技出すためだけにロボが存在してね?」
後者は言いがかりに近いのだが、そう思わせるくらい当時はあまりにルーチンワーク的にロボ戦が存在していた。
今はどうだか知らないが…。

何よりも肝心のロボ戦の特撮が、毎回やってる「だけ」に思えていたのが2002年ごろ。
戦隊シリーズではお気に入りの「忍風戦隊ハリケンジャー」放送時である。
今にして思えば90年代の戦隊ロボ戦よりは工夫を感じたが、それでも不満は解消されることはなかった。
長く追いかけ続けることの弊害、といえばソレまでだが。

悶々とした思いを抱きながら2003年の特撮作品を見ると…
重いというか辛気臭いというか、どうにも自分の肌に合わない作品が並んでいて
「そろそろ特撮も見るのをやめようかなぁ」と思いかけていた頃合であったが
当時購読していた雑誌「宇宙船」の夏号だったか…に載っていた
「秋頃放送・超星神グランセイザー」という記事とそのスチールを見てどういう事か興味を示した自分が居た。

「どうせあまり変わらんだろうが、他社の巨大ロボ特撮を見てから特撮を追いかけるのをやめても良かろう」
と、思って迎えたその放送日…。