2013年6月4日火曜日

超星神シリーズと特撮とオレ 【2】

第一話を見終えた時の、なんとも言いにくい感覚を思い出す。

東宝がテレビヒーローを手がけること自体、実に8年ほどのブランクもあり
そこを考慮すれば当たり前なのだが部分部分で引っかかりを覚えた。
「なんか無意味に暴力ふるってねえかこの女(未加)…」
「アクションがちょっとぎこちないというか、粗いような…」
「何処行くのタリアス」

一方で特技監督・川北紘一の手がけた特撮映像には個人的には期待以上のモノがあると感じたのも事実。
特撮部分から離れても、本編の兜山発掘現場のシーンおよびそこに待ち構える報道陣などは
出来る限り説得力を持たせるべく人を多めに配置していたり
普通なら軽く流す程度の部分にもある程度は力が注がれているように感じられた。



とは言え第一話を見てもまだ追いかけるかどうかは保留という状態であった。
特撮に力が入っているらしい、というのは雑誌で前情報を得ていたとは言えどの程度のものか
結局東映の戦隊と同じように途中で息切れするのではないか、という不安もあったのだが…

そういう不安を、ある番組が吹き飛ばす。
とある番組でのグランセイザー特集である。
東宝およびテレ東が久々に製作するテレビ特撮ドラマということもあって、このグランセイザーを
TV局は大々的にアピールしていたようである。

そこで先行して流れていた港での巨大特撮シーンの一部を見て
「コレをオレは求めていた!」
という感動と
「コレを見るために追いかける!」
という決意がいっぺんに自分の中に押し寄せたことを今でも覚えている。
しばらく後、その映像は第八話「降臨!天空の龍」の特撮シーンと判明した。 今でも当シリーズの個人的ベスト回の一つである。

その瞬間に、東映ヒーローの呪縛のようなものから解き放たれたのかも知れない。
もっとも、観る際にはどうしても比較対照として度々上がってしまっていたのだが
そうすることで東宝と東映、それぞれのドラマの撮影手法、物語の造りが明確に分かれているのが見えて
より一層当シリーズを追いかけるのに十分な「スパイス」となった。

現在、自分が何故超星神シリーズに愛着を持ち続けているのか、それは
「特撮に関しては自分の期待した通りの高水準の映像を見せ続けてくれたから」
に他ならないがその萌芽が第八話にあったことは間違いない。

ともかくそれ以降、グランセイザーを追いかけていくことを決意したのである。
それが「幻星神ジャスティライザー」「超星艦隊セイザーX」と三作続いていくことなどもちろん知るわけも無く…。

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※2016/1/24 追記
突如アクセスが増えていたため、本当に「ガイアの夜明け」で特集組んでたっけ?と思い
番組HPでバックナンバーを確認したのですが、申し訳ありません・・・
どうも「誤認」だったようです。

でもガイアの夜明けの時間帯で、グランセイザーの特番を見た記憶があるんだよなあ・・・。
30分番組というところまで覚えているんだけれど。
第一話か第二話終了あたりの時期だったから、何と間違えたんだろう?
少なくとも「ガイアの夜明け」じゃないことだけは公式HPで判明したので、改めてお詫び申し上げます。すみませんでした!>見てくださった方々へ

記事自体は、とりあえずこのまま残しますが番組名は変更しておきます。
番組名が判明し次第再度変更はしますが・・・。  何と見間違えたんだろ・・・orz
#第八話の録画を見た、ということと錯誤したのならこの記事無くした方が・・・ でも第八話放送前に特集組んでた記憶もあるし・・・。
ガイアの夜明けなら1時間番組だけど、見たのは30分番組だから、テレ東の30分情報番組?何があったかな・・・。