2014年12月12日金曜日

夢の最果ては…

どんな物事にも終わりというものがあり、「物」の中には当然映像作品、それに携わった人間も含まれる。
何時までも在り続けてほしいという思いは虚しく、
空を貫く極彩色の光芒のように、一瞬綺麗に煌いて寂しげに消え去っていく。
映像は何時までも残り、同好の士の間で語り継がれていく中で
時折、それにたずさわった「人物」の名前も思い出されていくだろう。
それは、ダイナミックな爆発と破壊の恍惚の後に来る余韻のように。

この「超星神シリーズ」で、まさかそんな感傷を抱くとは予想だにしなかった。
今は言葉を手繰ろうとしても、何も思い浮かばない。


特技監督・川北紘一氏のご冥福をお祈りいたします。