2014年12月31日水曜日

ジャスティライザー・第二十三話

第二十三話 「みんなの心、ユカの心」

[幹部:ゼネラルバッカス]
デストコマンド・バスキ
デモンナイト登場

監督:大津 是    脚本:天沢 彰

<女デストコマンド強襲>

冒頭。定期テスト前に勉強中の翔太。
しかし勉強は不得手の翔太はユカと軽く言い合いになる。

参考書を買い込んだユカと澪。その帰り道でデストコマンド・バスキの奇襲を受けるユカ。
高速移動を行い、カゲリを翻弄する。
一通りダメージを与えた後、今度は澪へトンファーを投げつけるがそれをデモンナイトが防いでしまった。
そうして翔太と真也が駆けつけたが、デモンナイトとバスキは撤収してしまう。

ハデス戦艦では何故自分の攻撃を防いだのかバスキがデモンナイトに詰め寄る。
しかし、バッカスはどちらがジャスティライザーを倒しても構わんと意に介さない。

スピードで負けたことでショックを隠せないユカ。
その間通信を行わなかったことを叱責する真也と翔太が口論を繰り広げる中、
ユカは自分がすばやくなれば文句はないでしょ、と飛び出してしまう。
そして・・・
走りこみの特訓で、少しでもバスキとの差を縮めようとするユカ。

伊達電器店では、澪が自分の役割について思い悩んでいた。
ノルンの言葉を待つ以外にない自分に、何が出来るのだろうか?

<一人じゃない、みんないる>

坂道を駆け上がるユカと出くわす源太郎。いきさつを翔太から聞いていたので
軽いアドバイスをしつつ修理へ出かけていく。
見えないものを見ようとしないで、別の手を考えればいいんじゃないか。
夢中になりすぎて周りがみえなくならないようにな、と。

翔太と落ち合い、さらに走りこみの特訓を続けるユカ。
それを見守る真也たち。 ユカのために飲み物を買おうとする澪だが麗香が代わりに行ってしまう。
一人になった澪は、一人どこかへ出かけて行ってしまった。

澪がたどり着いたのは、倉庫のような所。
そこでデモンナイトこと神野と遭遇する。
ジャスティライザーじゃないのか?と問詰める澪だがそれを一笑に付する神野。
澪に組み付いたとき、左腕のクリスタルと澪の胸元のジャスティクリスタルが共鳴。
それを不思議がり、お前は俺の知らない何を知っているのか?と詰め寄る神野だが・・・。

バスキがジャマに入る。さっき攻撃を妨害したのはその女を助けるためだろうと。
再度トンファーを澪に投げつけるが、今度はガントが妨害する。
続いてカゲリとグレンも駆けつけ、グレンとガントがデモンナイトを
カゲリはバスキと戦うことになる。

バスキは先ほど以上のスピードでカゲリを圧倒し、まるで歯が立たないカゲリ。
そんな中、源太郎のアドバイスを思い出したカゲリはあることに気づく。
自分にぶつからないと、バスキは攻撃ができないということに。
そこで一瞬のタイミングを逃さずにバスキに組み付き、殴る蹴るでダメージを与えようとするのだが
次第に停止したバスキによって、水槽に叩き込まれてしまう。

装着が解け、力を振り絞ってバスキに抵抗するユカ。
守ってあげたい人が居る。一人だけじゃダメ。三人居ないと・・・。
その想いにインローダーが応えたのか、ジャスティパワーが噴出してユカの体に纏う。
再度装着したカゲリは、バスキの高速移動を難なく掴み投げ飛ばしてしまう。
アナタの負けよとバスキに詰め寄るカゲリだったが、負け惜しみを述べつつ退却。

ハデス戦艦内では、ハデスへもう一度のチャンスを懇願するバスキだったが
ハデスから発せられた黒い光線により消滅させられてしまう。
その上でバッカスとデモンナイトにも警告を発した。お前達とて例外ではない、と。

後日、勉強の甲斐なく赤点を取った模様の翔太を叱るユカでEND.


【レビュー】

ユカのジャスティパワーが強化される回。
と、DVDの小冊子のトピックには書いてある。

今回はユカ自身の、戦いに集中しすぎて周りが見えていない点が軸となっている。
真也からはそれを注意されかけるものの、それを聞かずに特訓に勤しむユカ。
バスキとの再戦の中で、自分ひとりで戦っても守りたいものは守れない。だから三人居なくちゃいけないことに気づき
ジャスティパワーが増幅するというのが話の流れであるが・・・

一方で、澪が神野のドラマに関わっていきつつあるのもこの回。というのも
澪のジャスティクリスタルに良く似たクリスタルのブレスレットを神野も持っており、
第二十一話と同様、このクリスタルが共鳴することで神野自身が澪に興味を抱くようになる。
そんな澪自身も、自分がジャスティライザーの中で、ノルンの声を聞く以外に出来ることはないのかと
自分自身の役割についても思い悩む描写が挿入される。

ジャスティパワー強化の話が二回連続で続くが、次回は残った翔太が強化される話となる。
そしてその後は・・・。


【特撮の見どころ】

・なし

今回は、伊達電器店の中で品出しをしている健一だけ妙に動きが早いことに注目。
一人だけ別撮りにしては麗香や澪などの映像と違和感がない合成にも見えるし
どういう撮影方法なんだろうか?
健一だけ早送り前提で、麗香や澪だけいつもより遅く演技させているのだろうか。